見出し画像

文章で信頼関係とお金を得ていくには

Webメディアの在り方は、土台から変化してきてるなぁと感じている。動画やSNSで稼ぐも、広告やSEOでアクセスアップも効果がなくなってきた。
私は特にコンテンツマーケティングの領域に深く関わってきたので、これからWeb上で「文章を書いてお金を稼いでいくには」を改めて考えてみた。

書き手に必要な変化

結果から言うと「課金してでも読みたくなるコンテンツを無料で公開する」がスタートラインになると思っている。

コンテンツマーケティングは企業がSEOコンテンツで集客してリード獲得やセールスにつなげてきたが、今までのやり方では頭打ちになるだろう。
広告はお金を払ってでもブロックしたいユーザーが増えているし、WEB3が広まれば広告の概念はなくなっていく。SEOも同じだ。キーワードさえ押さえておけばアクセスが集まる時代は終わった。
いや、アクセスが集まったらビジネス(お金)になる時代は終わった、と言うべきか。

アクセス数もSNS等のフォロワー数も、数字が多いからといってお金になるわけではない。ユーザーと濃い関係や信頼関係を保てていないとお金は一円にもならない。この状況はどんどんシビアになっているし、how to記事やライフハックは無料で読める優良記事がたくさんある。
今までバックエンドにしていた”有料級コンテンツを無料で公開"していくくらいの感覚のシフトが必要だ。

読み手に必要な変化

読み手にももちろん変化は必要で、それは自分に必要な情報を選ぶ力だ。
Web上には悲しいことに、まだまだ釣りや煽りで読み手を不安にさせて課金させようとする人々が後を絶たない。

煽りの代表として情報商材が挙げられる。
「本を買う」に抵抗はないと思うが「情報を買う」には抵抗がある人が多い。私の周りにも電子書籍は買うけど、有料noteや商材は買ったことがないという人は多い。
確かに当たりハズレはある。ただ、それは書籍でも同じことで、この本買わなくても良かったなという経験をした人は少なくないはず。

そもそもの話になるが、書籍1冊で全ての悩みや不安が解決すことは決してない。
数を読んでいれば情報が重なるのは当たり前だ。私は書籍や有料noteなど情報を買う場合は、自分自身のレベル確認と認識している。
それだけでなく自身の消費行動を振り返るとマーケティングの一環になるので、「中級レベルの本を手に取って理解度がこれくらいと言うことは、自分の知識レベル中級ジャスト。中級の人たちは、次にどんな悩みを解決したいと思っているか?きっとそれば自分と同じはず」と考えると、noteに書くテーマが浮かんでくることもある。

人間は不安に駆られたり焦ると、騙されそうになったり詐欺情報をつかまされそうになる。それが顕著に出やすいのが有料の情報を買う行動だと思っている。(過去に何度も失敗したのでね、私も…)

「守りのMedia」「攻めのMedia」は今後も通用するのか?

では冒頭で述べた、Web上で「文章を書いてお金を稼いでいくには」の考えを書いていきたい。
これより下は本質的なことを書いているので、こういう書き方したら儲かるよ〜って情報は期待しないでください。興味のある方だけ下へどうぞ。

よく言われる「守りのMedia」「攻めのMedia」。
一般的に「守りのMedia」はブログやSNSなどユーザーのタイミングで観にくる種類のメディアのことを指す。
「攻めのMedia」は、LINEやメルマガなど配信のタイミングを運営側で決められるメディアのことを指す。アプリ通知もこれに入れる。

今までは、守りのMediaで集客して攻めのMediaでマネタイズするのが良いと言われてきた。だが今後は、守りと攻めの区別がほぼ無くなるのではないかと感じている。大切なのは、

どれだけ読み手の生活に溶け込んでいるか、に尽きる。

これはつまり、上記でいう守りのメディアをどれだけ充実させることができるかが勝負になる。メルマガもLINEも市民権を得ている方法だが、LINEは通知を消されたら守りのメディアとあまり変わらなくなってしまう見方ができる。ユーザーを行動させよう、発信がわのタイミングで動かそうとすること自体が無意味になってくるし、やればやるだけ信頼を損なうようになってくるのではないかと感じている。

情報を発信する側と受けての感覚も、先生と生徒の上下関係から、仲間や同志といった横つながりのコミュニティが好まれている。
とはいえ、情報を発信する側と受け取る側は同じ目線関係では成り立たない。

ユーザーには、
・自分の行動や思考を振り返る機会
を提供することが大切だ。

そんなことしてもお金にならない、と思うかもしれない。
その通り。お金になるまでに長い道のりと膨大な労力が必要だ。

今までは、ユーザーを集めて自社のプロダクトに課金し続けるよう教育していくのがマーケとブランディングの役割だと考えられていた。だがユーザーは信頼関係がないと1円も払わない。
むしろ、ユーザーにとっていい情報だと思って発信してもウザイとブロックされる。

となれば、自分で行動できるように寄り添って歩いていくのが、最も信頼関係が作れる。
信頼関係は良い情報を先にたくさん出し続ける提供し続けることで得られる。

守り→攻め→課金 の構図はもう古い。
守り→→(長い時間)→→課金 となっていくだろう。

これが、いま最も信頼関係が作れる方法のように思う。

いただいたサポートは、より良い発信のための経験や勉強代にしていきます。