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解剖学者 坂井建雄先生の腎臓愛!?~川井弘子のZoom講座

コロナ禍のために、2020年2月末からリアルのレッスン/講座はすべて中止している。そして、そんな中始めたのが、Zoomを使った講座と個人レッスン。2020年3月29日(日)以来30回あまりになるから、よくがんばってる??

いや、そんなつもりはなく、ただなんとなく始めて、ただ続いている。そうしたら、「勇気をもらった」とか「元気が出た」とか好評で、うれしい。まったくがんばっている感はない。が、時に「あ~~、準備の時間が足りない!」と思うことも。ということは、結構熱心にやっている?……はい。

その中に、「川井弘子の【Zoom】コラボ講座~音楽するときのからだについての理解を深めるシリーズ」がある。ゲストをお招きして、私がつっこみながら?いろいろなお話を伺うもの。

その第6回は、解剖学者の坂井建雄先生にお越しいただけた。ちょと緊張した。なんたって日本の解剖学の本すべてと言っても過言ではないぐらいを執筆・監修されている、解剖学と医学史がご専門の大家だ。現在、順天堂大学特任教授。

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『歌う人のためのはじめての解剖学』の監修を幸運にもお願いでき、それがご縁でこの講座をご依頼してみた。よかった、来ていただけて。

そして、なんとも穏やかに、親しみやすくお話しくださった。
みんなで大喜び!坂井先生、ありがとうございました!

私のところに届いた感想をご紹介します。

《感想①》~~~~
本日の講座も初めて知る世界を経験でき、楽しく受講させていただきました

先生の経歴の説明の中、解剖教室の写真が出てきた時、思わずひきつけられてしまいました。

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とても個人的な話になるのですが、私の母は20年ほど前に癌の闘病の末、亡くなりました。死後、献体を希望していたことを知り、戸惑いましたが母の遺志を尊重しました。ただ今でも本当に良かったのか、心に後悔が残っていました。実際の映像を見てやっと納得できたように思います。

歌う事のテーマからそれた変な質問をしてしまい申し訳ありません。(注:「献体したい場合はどのような手続きをしたらよいのですか?」という質問がありました。)

本日のテーマの解剖学に対して全く無知で、自分とは違う世界のことのように思っていましたが、自分の体を知るという、最も自分に近い学問だったと認識を新たにしました。川井先生の新刊の人体図たちが、より身近に暖かく感じられるように思いました。

それから、歩かないと…と思いました。


《感想②》~~~~~
楽しい講座でした。ありがとうございました。

どことなく、難しいイメージがあった「解剖学」。
川井先生の本で少し身近に感じられ、また今日、普段見ることの出来ない、貴重な写真も見せてもらう事ができ、坂井先生のユーモアがあってわかりやすいお話に、「解剖学って楽しい」って思いました。

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「興味を持つこと」「知ろうとする事」「知らない事を知る事ができる」とっても大切だし、何より楽しい!
身長差、筋肉痛の事も聞けてよかったです。

腎臓愛が深い坂井先生。
腎臓の事を話すとき、子どものような表情(年上の方なのにすみません)、そしてテンションが一瞬にして上がったのが印象的でした。坂井先生の書かれた本も一度読んでみようと思います。

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《感想③》~~~~~
昨日はコラボ講座有難うございました。
ZOOMだったから参加出来たとつくづく思いました。
解剖学の権威である方のお話を聞けるなんてまず出来ないので、川井先生のおかげです。
解剖学を学ぶ事は世界が違う事、今の献体についてや新しい医学が急に出来るのではなく、それ以前のものがあるからと言うお話しもなるほどと。

お話しがとても分かりやすく、昔からよく言われている「肝腎要」、やはり大事なんですね。「肝臓の話はこの次に」と言われてましたし筋肉についてもこれからとの事。是非お聞きしたいと思いました。

日頃何気なく過ごしていて不具合が生じて何でだろう?と思うわけですが
出来ればもっと前から自分の身体に興味を持つ事が大事なんですね。

それから、坂井先生がお持ちの肝臓に嚢胞、私も持っており人間ドックで気にしなくていいと言われていますが、先生のお言葉で更に安心しました。
とても良い時間を過ごさせて頂きました。有難うございました。


《感想④》~~~~~
今日のzoom講座、ありがとうございました。

坂井先生も素敵な方ですね。やはり、その道を極めた方のお話しは聞いていて楽しいです。

献体のお話し、坂井先生の腎臓への愛など興味深くうかがいました。
腎臓のお話しは、もっと聞きたい!と。*最近の血液検査だと腎臓の値もチョット悪ので、全く個人的な興味ですが。お訊きできて良かったです。

解剖学は名前をつけることに腐心してきたということをきいて、なるほどなぁと思いました。関係性や働きにを明らかにすることはこれから…と、しっかり学問を見据えているなぁ…と。

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文章を書く時に気にされていることも、私が気にしていたことでもあり
文章を書くときは、これからも気を付けていこうと思います。

余談ですが、父が生きていた時に、私は子供の時に歯並びが悪く順天堂大学の病院に相談していたと聞いていたので、大学にも親近感がありました。

是非、パート2をお願いします。

《感想⑤》~~~~~
講座が始まる前は、今までになく皆さん緊張感が高まっていましたが、
坂井先生のお優しい笑顔に一瞬で和みました。
一般人にとっては初めて伺う内容も明るく話して下さいましたが、
今回特に感じたことは、「覚悟をする」ということでした。
命を預かる仕事を選ぶということはどういうことか。
命の重みを感じられるか。
本気でその道を歩むことが出来るか。
その覚悟を最初に迫られるのが、医師や研究の道を歩む人にとっては「解剖」という体験なのだと感じました。

「知れば後戻りできない」
胸にずしりと響きました。

坂井先生のお言葉のあちこちに、献体された方への敬意と人の身体へのリスペクトが感じられました。

私達はこうして日夜努力されている医師や研究者の方々に守られて、病気が見つかっても安心して治療を受け、生活が出来るのだと思いました。

今も世界中の医療従事者の方々が、ゆるぎない覚悟のもと、コロナ患者のために日夜闘っておられます。自分に出来ることをきっちりと日々行うことが、自分の身体を守り、医療の助けになる。そのことを肝に銘じて、明るく心豊かに生きていきたいと思いました。

坂井先生、貴重なお話をありがとうございました。
川井先生、Zoom講座をありがとうございました。
~~~~~~


皆さん、ご受講、そして感想をありがとうございました!
そして、私の最大のお気に入りは、この写真だった!若き坂井先生、そして養老孟司先生。しかもトガリネズミの研究?!

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今後の川井弘子のZoom講座のご案内はこちらです。
https://somasinging.peatix.com

そして、次回のコラボ講座は3/7(日)13:30で、太極拳のお話です。
https://hirokokawai-collabo7.peatix.com 


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