父の帰宅とお医者さんの尽力

退院後自宅療養することが決まり、退院する日も決まりました。父は帰りたい一心でどれだけ自分が自立して移動できるようになったか、トイレに一人で行けるようになったかなどを報告するようになりましたが、容態がわかない家族は半信半疑でした。
家族を介護している知り合いの方に、父が帰宅して自宅療養をする予定であることを話すと、階段がある家だと、帰ってくる際に階段を登らせるのはどうするのか、風呂はどうするのかなど心配されました。
当初、40m歩けるならもう普通に歩けるのではないか、風呂までも簡単に行けるのではないかと考えていました。

帰宅当日、母と弟が迎えに行き、私は自宅で待機をしていました。
家に着いた時、車から出て30mくらい歩いたところで早速父がもう苦しいので椅子に座りたいと言い出しました。

急いで椅子を持ってきて一休みさせましたが、本当に健康な人には想像できないことですが、肺を患い、足腰も弱った父に対して、知人より警告された自宅介護の大変さが一気に実感されました。

それから15分ほどかけてやっとの思いで父が住居する2階まで移動させたのですが、顔面が蒼白。しかもクーラが壊れており、その日の温度が31度。
父はこの環境で生き延びることができるのか、またこの父の容態を介護しなければならない私たち一家はどうなるのか大変な不安が押し寄せました。

そのような中、数日経ちました。
とても幸いなことに、両親がここ数年で知り合いになった方で看護師さんをされていた方がおり、その方がスマホを通して父の容態や薬の飲み方のアドバイスなどもしてくださり、容態がだんだん良くなってきました。
ただし、咳が続き、入院していた病院は緊急病院で呼吸器科の専門ではなく、専門家に診てもらった方が良いのではないかということになり、近所で評判の呼吸器系に強い個人病院へ連れて行きました。

結果、緊急病院でもかなりよく対応してくださっていたことがわかりました。

入院先の病院に対しては緊急病院で呼吸器系専門のお医者さんではないので、専門の医者に見せたらもっと早く良くなるのではないかと入院中から不審を抱いて、他の病院に移れないかなども先生にじかだんばんを2回ほどしておりました。

Netflixでグッドドクターというドラマをみていたのですが、そんな折に、医者が患者を死なせてしまうという話をみて、医者の抱える責任やストレスを思うと本当に申し訳ないことをしたと思った矢先にそのような話を聞き、本当に申し訳ないことをしたと思いました。

Google評価があまり良くはない病院だったのですが、救急車でたどり着いた際の雰囲気、看護師さんの雰囲気などとてもよかったです。


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