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やった人にしか見えない世界がある

ミドル世代アップデートコミュニティの活動をしている上で、発起人会で大事にしていることがあります。

それはコミュニティでの理念です。

ミドル世代がイキイキと活躍している社会を創るために、互いに高めあうコミュニティを目指しています。

こういったことを考えながら、竹林一さん著「たった1人からはじめるイノベーション入門 ~何をどうすればいいのか、どうすれば動き出すのか」(日本実業出版社)を手にとりました。

同本には、起業家の思考プロセス「エフェクチュエーション」が書かれていて、最初に目標を設定するのではなく、いまある手段から新たな可能性を創造していくという考え方です。
同本では、わらしべ長者に例えられていました。

この考え方は、ミドル世代アップデートコミュニティの発展を考えている発起人の感覚と非常に似ていました。

まずは「自分は何者か」「自分は何がしたいのか」「自分は何を知っているか」「自分は誰を知っているか」。そのうえで、「そんな自分には何ができるのか」を考え、できるところから実行していったのです。

要するに、ある程度の仮説を立てたら、あとはやってみる(行動してみる、形にしてみる)。
そうでなければ、
・やってみなければわからない
・やってみた上で、良いものに変えていく

というスタンスです。

同本では、エフェクチュエーション5つの原則がまとめられていました。
・いますでにある手段をうまく使って新しいものを創る
・ここまでなら失敗しても取り返しがつく
・あらゆる人をパートナーに持つことで新たな価値を生み出そうとする
・偶然をテコにしてビジネスを進める
・コントロール可能な活動に行動を集中することで、よい結果を引き出す

同コミュニティでは、まさに圧倒的な当事者意識を持ち、自分たちが主体的となってできること、人と人のつながりから生まれる価値を信じて、企画・運営を進めています。

自分たちでできることからはじめていき、仮説が違っていれば柔軟に見直していく。50代を迎え、今後のキャリアを真剣に悩み、1歩踏み出すことを後押ししたいのです。そうることで、自分自身もさらに前進できるものと信じています。

やりながら気付く。
やった人にしか見えない世界がある。

そこからイノベーションは生まれるだろうし、自身もキャリアを切り拓いていけるのです。


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