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振り出しに戻る、、、のか

くっきりとお月さま。夜のビリニュスは幻想的。

7月中旬にリトアニアに来てから、ずっと最優先事項だった店舗用物件の確保。20席ぐらいの小さなお店にしたいと思っていました。そんな物件は多くないのですが、何度も内見してようやく心に決めたとある物件に暗雲が、、、

日本は、飲食店が店内でお酒を提供するのに免許は必要ありませんが、リトアニアではお酒の度数、提供可能時間を含めて免許制です。この免許は不動産にも紐づけられていて、例えば洋服屋さんでお酒を提供するための免許は取れませんし、もともとアルコール提供の免許がない飲食店が免許を取るのもほぼ不可能。なぜなら、建物の区分所有者<全員の>サインが必要なのです。こちらは1つの建物が大きいので、所有者は何十人も、下手すれば100人以上になってしまいます。しかも所有者が海外に居住していることも珍しくない。

私が心に決めた物件は、アルコール免許ありなものの、店舗の用途が飲食店でないため、そこでこれまで営業していた飲食店を買い取らないと免許が入手できない仕組みでした。経営者を変更してゼロからの申請では、アルコール販売免許だけでなく、食品提供資格が取れるかも怪しい。一抹の不安はあるものの、一度交付された免許が取り消されることはほぼない、ということで手続きを進めてきました。

前の経営者にあって話を聞き、専門業者さんに排気を確認してもらい、排気が十分でないのでオーナーに排気口の増設を交渉し、お好み焼きの鉄板メーカーさんから見積もりを取り、ソースメーカーさんにも情報を集めていただき、弁護士さんにも建築家さんにも相談し、、、

ですが、買い取らないといけない会社の財務諸表に200万円ほどの借金があることが判明。経営者にお会いしたときは「借金はない」と断言していたのですが、その時に提供された財務諸表にはバッチリと借入金が。どこから借りているのか、なんの借金なのかを問い合わせているものの、もう一週間以上、確認が取れない。

私の居住許可申請の手続き期限も迫ってきている、、、

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