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デザイン・リサーチに大切な共感力を育てるには?をテーマに飲みながら話す読書会#1「Practical Empathy」を開催しました

先日デザイン・リサーチのコミュニティDesign Research Tokyo(@dResearchTokyo)さんのスピンオフ企画として読書会を開催させていただきました!

本記事ではその記録として、イベント企画の経緯や当日の様子をレポートします。

今回読書会をやろうと思ったきっかけは、以下2点です。

1)デザイン・リサーチに興味あるがスキルアップ方法がわからない!
2)英語なら良さそうな本があるが、一人では挫折してしまって最後まで読めない!

そんな風に感じたのですが、他の人も同じように困っているのではないかな??と思ったからでした。

そこで、挫折しやすい人でもデザイン・リサーチ本を読むために自分を追い込めるようコミットメントする締め切りを設け、理解を深めるためにアウトプットする場として読書会を企画しました。

英語の本を一人で1冊読み切るハードな勉強会ですが、少しでも楽しい場にできたらいいなとの思いからコンセプトを「UXリサーチ本を肴に飲みながらディスカッション」する場としました。

初回の本はIndi Young(@indiyoung)さんの「Practical Empathy」を取り上げました。デザインプロセスで共感は大事と繰り返しよく言われます。でも、その共感力って、どうやって育てたらよいのでしょうか?そんな疑問に答えてくれそうだなと思いこの本を選びました。Indiはアメリカの有名デザインファームAdaptive Pathの共同創設者で現在も世界中でご活躍されています。

実際読んでみるととてもいい本でした!超ざっくりまとめると、

・なぜ定性調査が大事なのか
・リモートリサーチの有効性(低コストかつボディランゲージをコントロールしなくていい)
・共感を育てるリスニングセッションの際の具体的な心構え・ノウハウ
・聞き取った内容の具体的な分析の仕方
・共感を自分たちが働く組織に向けてチームビルディングすること

などが非常に平易な言葉で懇切丁寧に解説された本でした。私個人の感想としては、カスタマーを理解することに自分はここまで心を砕けていただろうか?と目を開かされる本でした。

イベント当日の読書会の仕立てとしては、参加者のみなさんに当日までに興味のある3つの章を選び、大事だと思ったこととわからなかったこと1つをまとめてきていただくという事前ワークをしていただくことにしました。

かなりハードな事前ワークだたっと思いますが、みなさん怒涛の勢いで仕上げてきてくださり、当日は飲み食いしながら、本を読んで大事だと思ったこと、わからなかったことのディスカッションで盛り上がりました。

そのスライドがこちら!本のサマリーについてはぜひこちらをご覧ください!

ディスカッションになったのは、

・日本とアメリカの文化の違いがあるのではないか?
・著者が提唱するリスニングセッションが通常私達がプロジェクトで行っているデザイン・リサーチと大きく違っており、本当に日本のプロジェクトでワークするのだろうか?(例えば、質問リストを用意しない・メモを取らない)
・リスニングセッションはどんなシーンで役立つのだろうか
・自分と組織の方針が違うときに組織に共感を向けるための葛藤

など限られた時間の中でしたが、まさに実務者だからこそ疑問に思うこと・ディスカッションが満載でとても楽しかったです。参加いただいた方からは「英語の本が読み切れてよかった」「参加してよかった。学びがあった」と言っていただけて、本当によかったです。

それだけでも意義深かったですが、今回はなんと著者のIndiご本人からお声がけいただいて直接のQAセッションもオンラインで開催できました!(Indiがとってもいい方でした!!そしてTwitterの力を実感しました)


QAセッションについては後日またまとめたいと思いますので、少々お待ちください!

また今回はAQ(@aqworks)の皆さんに多大なご協力をいただいての開催となりました。この場を借りて感謝申し上げます。

今回の反省も踏まえて、今後第2弾も企画したいと思いますので、興味のある方はDesign Resarch TokyoのCompassページをチェックしておいていただければ幸いです。

以上です!


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atama plusというAI×教育のStartupでUXリサーチとUXデザインをしています。

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