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ファッションの価値

ファッションは確かに楽しい。鮮やかな色の服、デザイン性のある服。服はその人の個性をより、際立たせる。

かつて自分も衣服に憧れ、高価なブランド品がトップクラスの品物だと思っていた。確かに商品としては素晴らしい。

安価な服も、もちろん大きな魅力がある。価格は安くともトレンドを取り入れた服は、人が纏えばたちまち輝く。

それは、服の表舞台。
多くの人は舞台裏を見たことがない。
販売員をしていた私は、シーズンごとの売れ残りの量を知っている。それは、自分の勤めていたブランドだけの話ではなく、店の裏、ストックと呼ばれる場所に、山のような衣類がつぶされるように詰められている。

その服たちの行く末はどこですか?

随分前のニュースになるが、このニュースが私の脳裏に焼き付いて離れない。

今は少しでも改善されているのだろうか?

前途の話に戻るが、高価なブランドの服も、ファストファッションも、作り過ぎては行く末は同じ。

真のファッションの価値は変化してきていると感じる。化学染料・化学繊維を使い、大量生産、大量消費を行うブランドに価値があるのだろうか?

ファッションを楽しみ続けるために、環境に配慮しつつ「欲しい分だけ」「必要な分だけ」を手に入れる文化を作った方がいいと心底思う。



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