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親になるということ②
還暦をすぎた今だから
わかること、思うこと。
【 親になるということ 】
は、人生において
とても素敵なことだと。
新生児である最初の1年間、
この期間に「親と子」としての
これからの体験が凝縮されていると思う。
不規則な夜泣き
突然のウンチ
突然の発熱
ことばが話せない分
親として
感じること、見守ること、考えること…
おなかがすいたよぉ〜
オムツかえてよぉ〜
気分が悪いよぉ〜
眠い
育児ノイローゼからの脱出②
お乳が張る!
今ごろ泣いていないかな?
オムツは濡れてないかな?
ソロバンをはじきながら
うわの空…
集中して仕事をしていないから
まちがいだらけ!
とうとう
「よき嫁」の暴動がはじまった。
「義父さん!
お願いですから
せめて保育園か幼稚園が決まるまで
家にいさせてください。
子供のことが気になって気になって
仕事が手につきません。
申し訳ありません。」
大川家に嫁いで初
育児ノイローゼからの脱出①
毎日が不安の連続だった。
「これでいいのかな?」
「さっきオムツを替えたばかりなのに
なんで泣くの?」
「さっきおっぱいあげたのに
また泣いてる!?」
「なんで! なんで?なんで!?」
自身の検温も
気がつけば1時間おきにしていた。
「熱が下がらない!なんでなの!?」
家族に相談をしても
「気にしない!気にしない!」と返答。
…いま思えば、
こんな“うつ状態”のお嫁さんが
幽
特別編〜お雛様のに日〜
いつものように
morning house(clubhouse)を
聴き終わると弟から電話がはいった。
「ばばちゃん(母のニックネーム)の
容態が急変したから病院へきて」
数週間前から誤嚥性肺炎で
救急搬送されて入院中だった。
病室にはコロナなので
入室規制があり面会はひとりづつ。
ベッドの上には、
やせ細って息が苦しそうな
母が横たわっていた。
思わず駆け寄り
「規ママ、ありがとう
長男誕生④〜育児ノイローゼ〜
お正月を大川家に戻って迎えた。
体温は38℃
あいかわらずの寝たきり生活。
「嫁なのに寝てばかり
家事もできない、
洗濯物も義母さんに任せきり…
早く良くならなきゃ!」
気ばかりが焦って、熟睡できず。
オマケに
庭先で義母さんとご近所さんの
井戸端会議の声が、
いやおう無しに耳へ入ってくる。
「ウチの嫁、まだ熱があるのよぉ〜!」
「あんたも家事、大変だねぇ〜!」
そうだよね。
苦行のはじまり②〜出産前〜
出産予定日は9月末。
私のお腹は
風船のように突き出していた。
「五体満足で、健康に生まれてきてね。」
と、毎日お腹をさすりながら出勤した。
くる日もくるも、
脚のむくみも感じながら
台帳の数字とにらめっこ!
苦手だった算数と地理に
今さら苦労する羽目になるなんて…
専業主婦志望だった私が
義父の経営する運送会社へ
強制連行されてから出産までの5ヶ月間。
「箱入れられすぎ」娘は、
両
苦行のはじまり編①〜出産前〜
専業主婦になる約束で嫁いだはずの
「箱入れられすぎ」娘だった私。
新婚旅行から帰ってきた翌日より、
義父の営む「運送会社」へ
強制連行されることになった。
そのとき、妊娠5ヶ月…
まぁまぁ身重である。
「専業主婦でいいよ」と
約束してくれた愛しの主人は、
義父から私を守ってはくれなかった。
くる日もくる日も
慣れない台帳とにらめっこをしながら
ソロバンの玉を弾く。
出勤して15日が経った
新婚編③〜結婚詐欺⁉︎〜
ボンッと目の前に出された
初めて見る決算書
黒い「▲」が付いていたこと
指で0を数えたら「億の桁」だったこと…
そのとき初めて
何の苦労もなくサラリーマン家庭で育った
「箱入れられ過ぎ」娘が、
商売の荒波を知りました。
「オマンみたいな役立たずの嫁を
連れて来やがって
先が思いやられるわ!」
と、義父が息を引き取る2日前まで
毎日つぶやかれるとは
その当時ひろこは知るよしもなかった。
新婚編②〜結婚詐欺⁉︎〜
私は「箱入れられ過ぎ」娘だった。
「義父さん、私…
電卓しか触ったこと無いんですど⋯」
「かまわへん!
ワシ(義父)がソロバンしこんだる!」
「ひぇぇぇ〜!
またまた聞いてないよぉ〜!」
それから毎日、特訓が続いた。
来る日も、来る日も、
足し算、引き算、かけ算、わり算…
事務所で四則計算の玉弾き。
やっとものになってきた1週間後、
目の前に台帳がボンッ!と置かれた。
「1ヶ月
新婚編① 〜結婚詐欺⁉︎〜
新婚編① 〜結婚詐欺!?〜
当時、私は親心が分からなかった。
「なぜ私たちの結婚を、
ことごとく反対するの?」と…
しかし、
新婚旅行から戻った瞬間に
私はその親心を理解することになる。
「おい!明日からオマエ
会社にワシと出勤やからな!」
と、義父の声。
「エッ?聞いてないよ!?
専業主婦でいいよ〜って
言われていますけど?」
と、私は心の中で呟いた。
だってその頃
主人