見出し画像

『ジェントルマン』感想

『ジェントルマン』 2024/2/23鑑賞

この映画、最初にシネコンでポスターを見たときにはかなり混乱しました。
数年前に観たガイ・リッチーの映画じゃないの? でも俳優さんの名前からしてこれは韓国映画だよね? なんで?
と頭のなかは?で埋め尽くされましたが、あとで調べてみたらガイ・リッチーの方は『ジェントルメン』。
今回公開されたのは『ジェントルマン』。
わからん、これはわからん。

私はあまり韓国の芸能には詳しくないので、俳優さんの名前を見てもなんとなく聞いたことあるわー。というレベル。なので俳優さんがどうとかではなく、観ることに決めた理由はシネコンにあったポスターです。
「作戦は完璧に。捜査は紳士的(ジェントル)に。」
というのがそのポスターの煽り文句。
だがしかし、映画が始まってみると最初からなかなか泥臭い。

以下は公式サイトにあった本作品のあらすじです。
「依頼された事件は100%解決するという興信所の社長チ・ヒョンス。犬を捜しに依頼人と向かったペンションで、謎の男に襲われ意識を失ってしまう。途切れた記憶、消えた依頼人。気がつくと誘拐事件の容疑者にされていた。なすすべもなく逮捕されたが、ひょんなことから検事と誤解されてしまうヒョンス。消えた依頼人を捜すため、検事になりすまして捜査を始める中、別名“監察部のイカれ女”ことキム・ファジン検事と出会う。やがて事件の裏に大手法律事務所の社長クォン・ドフンが関わっていることを知る。濡れ衣を晴らしたいヒョンスと、かつて捕まえ損ねたドフンにリベンジを果たしたいファジン。それぞれの目的のため手を組むことにした2人は、大手法律事務所の卑劣な犯罪を暴こうとするのだが…。」
ヒョンスが事件に巻き込まれたところがいきなり結構泥臭く、なので最初はジェントルってなに?とか思いながら見始めました。

ストーリーの組み立てとして、A-1:解決間近のシーン⇒B-1:事件の発端⇒A-1の続き⇒B-1の続き……という順序になっているので、ちょっと人間関係とか今どの辺の話をしてる?とかわかりづらかったかも。
事前情報は何もなくてもわかるんですが、登場人物のチーム感などがシリーズものなのかと思わせる感じ。
つまりシリーズ化できそうな気がします。

詳しいことを言うとネタバレになるので、これ以上ストーリーに触れることはしませんが、テンポが良くて次々に降りかかる災難、明らかになる真実と事実、あり得んやろという突っ込みとそれをねじ伏せる怒涛の展開でした。

演出が多少マシュー・ヴォーンを彷彿とさせるところがありましたね。あと、コンフィデンシャルマンJPも思い出しました。

途中から気になってしょうがなかったのが、主役のチ・ヒョンス(チュ・ジフン)と事件解決のための相方を務めるキム・ファジン検事(チェ・ソンウン)の前に立ちはだかるクォン・ドフンを演じるパク・ソンウンさん。
途中から片岡愛之助さんに似てるって気になって気になって。
似てるかどうかといえば、うーん同系統かなあ、くらいな感じですが、表情が似てるのかな。
国は違えど、敵役のする表情ってどうしても似てくる部分はあると思うんですよね。役柄の性格やバックグラウンドなどが似てくると、表情や仕草も似通ってくるのかなと思うんですよ。クォン・ドフンという役が、過去に片岡愛之助さんが演じた役柄のそれに似ているのかな。
ホント気になってしょうがなかったです。

あ、これは大事。犬は元気です!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?