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『ソー:ラブ&サンダー』感想

先に観た人たちがみんな「ヤギ!」「ヤギ!」ゆーてて、なにを言っているんだこの人たちは?と思ってましたが、観たら自分も「ヤギ!」ゆーてましたね。
ヤギいいよヤギ。
なんか意味わからん、というかたは、ぜひ「ソー:ラブ&サンダー ヤギ」で検索してください。ヤギのポスターが出てきます。

さて今回の『ソー:ラブ&サンダー』。予告で、女性のソーが出てくる。しかもそれはソー・オーディソンの元カノ。というところまでは把握しておりました。そして今回のヴィランが神殺しのゴアということも。
それ以外は特に情報は入れずに見たのですが、楽しかったー!!!
ソーの単独のシリーズは観ていて楽しい作品が多いですね。凄惨だったり哀しかったりするシーンもありますが、ソーの性格もあってか笑って終わる感じ。
そういうところが好きです。スピード感も良い。
今回は、そこにガンズ・アンド・ローゼスの曲がはまってとても好きでした。

ぶっちぎりで楽しかったのが、前半のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々も出てくるあたり。アベンジャーズ・エンドゲーム後にソーはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと行動を共にする、というのはエンドゲームのラストで語られましたが、ここで見られるとは!
もっと見たかったんですが、次のガーディアンズにはソーは出てこないという情報もあるとか。
いやでももしかしたら何かあるかもしれないし楽しみに待ってよう。
つまりガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのところはまさに私の見たかったソーとガーディアンズ。もちろんソーの映画なのでソーがフィーチャーされていますが、ガーディアンズはやっぱり楽しくて大好きです。

そしてヤギの次に私が惹きつけられたのは小籠包。パオ様(一応神様だしな)可愛い! あれはキャラクターグッズ作ってもいいと思うんですけど。でも小籠包だから食べられちゃうな。かわいそ可愛い神様ですね。
だがしかし。
私のイチオシ神様は、ゼウスです。
いやもうゼウスがあんなにキャラ立ちしているとは!
元からゼウスってなかなかになかなかな性格だし逸話もすごいけれども、ラッセル・クロウ演じるこの世界のゼウスはまたすごかった。
一番好きなのは、ソーがゼウスにまみえたとき、ゼウスが上のほうから降りてくるときにギリシア風のあの服の裾をつまんでたところ。まるでスカートの裾をつまんでいる女の子みたいな仕草で、それでスキップでもするみたいなステップで、さらに不穏なことを言う。もうほんとどうしてくれようか!とマスクの下で荒ぶりました。そういうおじさん大好きです!
そういうことをしながら、一瞬後には怒って見せる、その凄味。最っ高!
その落差はやはりさすがラッセル・クロウですね。

そしてヴァルキリーですが、このシリーズで唯一ときめいたのがヴァルキリー。ヴァルキリーに迫られたら断れる気がしない。私があの世界にいたとしてもヴァルキリーに迫られることは100%ないですが、でもヴァルキリー素敵だ。いつも昂然と顔をあげている人は大好きです。

ジェーンについて。いろいろ言いたいけどネタバレになるので割愛。が、病院のシーンはぞわぞわしたなあ。私が悪性腫瘍(癌ではないけど)の手術をしているのもあって。
それはもう完全に個人的な理由なので言ってもしょうがないですが、現実から大きくかけ離れたところに来ているのに、現実に引き戻されちゃったなぁ。
でも、ジェーンとムジョルニアという組み合わせもなかなか良かったですね。
武器と言えば、ソーのストームブレイカーも良かったです。ムジョルニアには複雑な気持ちを抱いているみたいだし、ソーをじとーっと見ているような描写があったのも可愛くて良き。
ドクター・ストレンジのマントくんを思い出しちゃいました。次の映画でもストームブレイカーが意思を持って動くところがあればいいな。

そしてですね。
今回私が一番我を忘れて声をあげそうになったのは、カメオ出演のマット・デイモンです。というのも、私はハリウッドで一番好きな俳優さんはマット・デイモン。(女性だとティルダ・スウィントンが一番好きだ)
だから例のシーンでマットが出てきたとき、思わず声をあげそうになりましたよね。どうやら公開直前くらいにマットがカメオ出演することは流れていたようですが、相変わらず情報を入れないから全然気づいてなかった。
バカンスのときにオーストラリアのクリス・ヘムズワースのところを訪ねるほどマットとクリヘムは仲が良いようですが、それにしたって突然出てきたらびっくりです。
でもこういうのを全力でやってくれる人は大好きなので、さすが私の推し、とほくそ笑んでおりました。
ちなみに、マットはニュー・アスガルドの劇ではロキ役ですが、ソー役を演じているのはクリヘムの実のお兄さんなんですね。道理でソーに似ているわけだ。

と、とっても楽しかった『ソー:ラブ&サンダー』。
あの女の子はクリヘムの長女だし、幼少期のソーはクリヘムの長男・次男(双子)だし、他にもいろんな俳優さんのお子さんが出てきているそうですね。そういう視点で見るのも楽しいかも。

ネタバレなしではこれくらいしか書けないけれど、とにかく楽しい映画でした。

そういえば今回は初めて、本当に最後の最後まで誰も席を立たなかったんですよね。これまでは誰か必ず席を立っていたんですよね、うちの方では。
ようやくマーベルを見るときには客電がつくまで映画が終わらないということが浸透してきたのかな、と思いました。

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