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『バッドガイズ』感想

舞台はロサンゼルス。ミスター・ウルフ率いる怪盗集団バッドガイズはいつものように銀行強盗を成功させ、アジトに戻ります。
仲間たちは、ウルフ。金庫破りの達人でありウルフの親友のスネーク。近づくものは何でもかみつくピラニア。天才的ハッカーのタランチュラ。変装の達人シャーク。
悪名高い彼らはいろんなところで盗みを働き、アジトはその戦利品でいっぱい。
彼らが今日の銀行強盗がどのように報じられているかテレビをつけると、知事である狐のダイアンが、バッドガイズのやり方は古くさいと挑発します。頭に血の上ったウルフたちは、次の標的を美術館で開催されるパーティに定めるのです。
そのパーティでの目的は、これまでいろんな名だたる怪盗たちが盗めなかったお宝、黄金のイルカ。さまざまな福祉活動で街に貢献したマーマレード教授に黄金のイルカが授与されることになり、ウルフたちはその席上で黄金のイルカを盗むのを次の目標としたのです。

私は吹き替えで観ましたがびっくりでした。本職の声優さんはごくわずか。
そう聞いていたはずなのにみんなうまい。タレントさんや、俳優さんであっても吹き替えがはまらずにイラッとすることは少なくないのに、全然そんなことなくて最後まで楽しく観ていました。
声優さん以外のキャストは、ウルフー尾上松也、スネークー安田顕、タランチュラーファーストサマーウイカ、シャークーチョコプラの長田庄平、ピラニアーA.B.C-Zの河合郁人。
キャスター役も全然違和感がなかったんですが、キャスターは高橋真麻。
みんなすごいなあ。

ウルフとスネークの親友ふたりも良かったな。このふたりは格好つけてるけど恰好つかなかったり、コミカルな部分があったり、声音でいろんな表情があったんですが、それも違和感なかった。
私が個人的にツボったのがピラニア。作中で歌うシーンがあったんですが、その歌も良かったんですよね。
あとでキャストを調べようと思っていたらA.B.C-Zの河合くんだと。
こういうびっくりなキャストはいいですね。

バッドガイズは原作として児童文学のシリーズがあるんですね。映画化するに当たって原作とは変わったキャラクターもいるようですが、原作も読んでみたいな。

今作は上映時間は短いのですが、そのなかでお話が二転三転してドキドキハラハラ。そして最後はすっきりする部分もあり楽しかったです。
調べてみたら、オーシャンズシリーズやルパン三世など、さまざまなクライム映画やアニメからもインスピレーションを得ているとありました。
テンポ良くお話が進むところや、ここでさらにお話がひっくり返るの?とびっくりするところ、カーチェイス、様々な小道具など、なるほど、と頷くものもたくさんありました。私はその手のシリーズが大好きなので、めちゃくちゃ楽しかったです。
児童文学のシリーズが元ネタのアニメですが、大人もきっとわくわくする楽しい作品でした。

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