キングダムが好きな人に読んで欲しい本
普段、Kindleで電子本を読んでいる僕ですが、Kindleに触れる前から買っていた本をすっかり読み忘れていて、ここ最近になって読了した漫画があります。
早速タイトルをご紹介します。
『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力
とにかくキングダムが好きな人におすすめしたい一冊です。
僕はビジネス書・啓発本の中でも一番好きかもしれないです。
出典:Amazon 『キングダム』で学ぶ 最強のコミュニケーション力 馬場 啓介
この本は、タイトルの通り「キングダム」からコミュニケーション能力を向上させようと言う内容になっています。
著者の馬場 啓介さんは、トラストコーチングスクール/マザーズコーチングスクールを運営している方で、コミュニケーションにおいてはプロフェッショナルの人です。
トラストコーチング・マザーズコーチングとはなんぞや?と思ったので、調べてみました。
コーチングとは、対話によって自己実現や目標達成をサポートしていく
コミュニケーション技術のこと
出典:MORE FUN トラストコーチングとは?
マザーズコーチとは、自立する子どもたちの育成と母親が自分の人生を
クリエイトしていけるようにサポートするコーチ
出典:マザーズコーチ・ジャパン マザーズコーチとは
すごく難しそうなお仕事ですが、コミュニケーションのプロであれば信頼できますね。
こんなお仕事があるなんて知りませんでした。
この著書では、キングダムのキャラクターの言動や行動を抜き出してどんなコミュニケーション力が発揮されているのかを教えてくれます。
早速、この本の魅力をご紹介します。
キングダムを知らなくても理解できる
この本はもちろん、キングダムの原作を読んだことがない人でも理解できるような内容になっています。
章の始まりには、登場する人物の名前・簡単な紹介文が書かれているので、扱われている人物が想像しやすく読み進めやすいです。
途中に、原作の漫画を挿絵で入れているので、初めて読む人でも理解しやすく、原作を読んだ事ある人でも「そうそう、このシーンだよね」と思い出して熱くなります。
原作を読んだことがある人でも、「このシーンにこんな深い意味が込められていたなんて・・・」と関心できるほどに着眼点が鋭く、それでいて内容はわかりやすく勉強になるものばかりでした。
キングダムのキャラクターが大勢登場する。
キングダムには、味方・敵勢力など大多数のキャラクターが存在します。
もちろん出てこないキャラクターも存在しますが、本書では主人公の信のみならず、その他のキャラクターを軸に話をまとめています。
漫画では、主人公が信であるからに、信に感情移入したままストーリーを読み進めてしまいがちで、その他のキャラクターが発したセリフの意図や感情の重みなどを汲み取りきれない場合があります。
ですがこの本では、仲間でもあり、ライバル関係でもある「蒙恬」を主軸にして内容を進める場合もあります。
主人公・信の発言に対して、蒙恬の「人を傷つけずに否定する」会話術は、読んでみると確かに。と思わされるような内容になっていて納得させられました。
蒙恬以外にも、趙国の三大天の「李牧」、六大将軍・王騎の側近の「騰」に野党団を束ねた将軍の「桓騎」など、
様々なキャラクターを主軸に話が展開されていきます。
キングダムのキャラクターの奥深さに感動する
先程お話した通り、キングダムは大勢のキャラクターが存在し、敵味方関係なくキャラクターには言動や行動にコミュニケーション能力に秀でています。
この本では「自己認識力」のレベルがあり、新兵レベル、伍長レベル、百人将レベル、千人将レベル、将軍レベル、大将軍レベルと7段階に分かれて紹介しているキャラクターがどのレベルに達しているのかを教えてくれます。
大将軍レベルになれば、敵同士ですら「中華の未来」について語り合うほど、時空を超えた会話をするようになります。
ですが、主人公の信は違います。
キングダムの物語冒頭、同じ下僕である親友の漂が死んでしまうことにより、「漂はお前らのせいで死んだんだぞ」と周りの人に感情任せに怒鳴り散らします。これはまさしく新兵レベルです。
ですが、戦場での成績を収めるにつれ、百人将、千人将になっていきます。
その頃の信は感情任せに怒鳴り散らすこともなく、
逆に自分の隊である「飛信隊」の隊員に良い影響を与える言動や行動をするようになります。
たくさんの経験を経て、まさに自己認識力が高まっているのがわかります。
このような内容に触れているので、「キングダムを読み返したい」もしくは「キングダムを読んでみたい」と思わせる内容になっています。
おわりに
正直、書き足りません。
もっとたくさんキングダムや本書の魅力を紹介したいのですが、もう2000文字超えてしまうほど書いてしまったので、ここまでとしたいと思います。
できれば、この本の続編を書いて欲しいほどに内容が濃く、各キャラクターの良さを表現されていてキングダム好きとしては感謝感激の一冊でした。
最初は「パラっと読み終わるような内容の薄い本」なのかな。と思っていました。
特に、キングダムが好きで表紙に目を奪われてしまい即買いしてしまったのですが、買って後悔した・・・って内容だったらショックだな。とも思っていたので、慎重にAmazonのレビューを見たりしたんですが、サクラかと思うほどに評価がすごく良かったので、半信半疑で読んでみたのですが想像以上の面白さでした。
もし興味がある方はぜひ読んでみてください。
僕はキングダムとこの本を何回も読み返して新たな発見に触れたいと思います。
今日はこの辺で。ではまた。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?