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Colibriのようにあれ

かつて、Colibriのライターを使っていたことがある。学校でインテリア・デザインを学んでいた頃の話だから、かれこれ25年以上も前の話だ。

思い出のライター

よくつるんでいたアパレル学科の友人から譲り受けたもので、代名詞的なサイドキックタイプではなくZippoタイプのライターだった。当時、Colibriというブランドのことはよく知らなかったが、Zippoと比べると少しスクエアで飾り気のない佇まいが気に入っていたのを憶えている。

思い返してみると、その頃は100円のBICからそれなりの高級品までなぜかライターをよく失くした。たいてい酔った勢いでどこかに置き忘れてきたとかそんなところなのだが、このライターもそんなような経緯でいつの間にか手元を離れてしまった。今思えば実に惜しい話だが、若かったせいかモノにあまり執着していなかったように思う。

なんで突然こんなことを思い出したのかというと、たまたま「Colibri」という単語がハチドリの一種を意味するものだと知ったからだ。

ハチドリのようにあれ

世界最小の鳥類であるハチドリは、毎秒80回にも及ぶ高速の羽ばたきと、高度に発達した視覚システムで視覚情報と位置情報を高速に処理することで、高精度のホバリングを可能にすることでも知られる。

小さな身体でたくさん動き、周囲と自身の状況を常に正確に把握しながら活動する──この姿はまさに私たちAsh & Co.が目指すもので、「ハチドリのようにありたい」という思いを込めて、ホバリングするハチドリの姿をシンボルマークの意匠にも重ね合わせている。

そんな社是として掲げるほど意識しているハチドリが、若かりし頃に使っていたライターにブランドネームとして刻まれていたのだということを(今さらながら)知ってなんかちょっと誰かに伝えたくなった、というのがつい筆を執った単純なきっかけである。例によってオチはないので悪しからず。


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