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パスティスみたいなうがい薬

喉のはれ対策や歯周病や口内炎の予防・処置として、うがい薬を普段使いする習慣が身についた。最初のきっかけは、一年ほど前に扁桃炎で高熱が出たときに妻がドラッグストアで買ってきてくれたことだったと記憶している。

そのとき妻が(恐らくたまたま)チョイスしてくれたものが、今では「パスティスみたいなうがい薬」として気に入っているラリンゴール(佐藤製薬)である。

パスティスってなに?

パスティスはPernod(ペルノー)やRicard(リカール)等の銘柄に代表されるリキュールの一種で、スターアニス、フェンネル、リコリスといったハーブを蒸留して作られる。詳しい歴史などはWikipediaほかに譲る。

とてもクセの強いリキュール

アルコール度数は40度〜、強烈な独特の風味があるため、人によって好みが極端に分かれるタイプのお酒だ。好きな人はハマるが、嫌いな人はどうやっても好きになれない。僕は前者だが、例えば知り合いのバーテンダーは「キャップを開けるのもお客様が飲み終わったグラスを洗うのも嫌だ」と本音を吐露していた。

水を足すと白濁する

本場フランスでは水を足しながら飲むことの多いパスティスだが、元々明るい琥珀色のこの液体は水を足すと白く濁る。(好きな人にとっては)目に楽しいこの特徴こそ、僕がパスティスとラリンゴールに共通点を感じた最大のポイントでもある。

ラリンゴール

ラリンゴールは、ユンケルなどで知られる佐藤製薬のうがい薬だ。最近ラジオCMも耳にするので、使ったことがなくても名前を知っている人は多いかもしれない。公式サイトには、このような3つの特徴が謳われている。

殺菌成分と抗炎症成分をWで配合し、口内をしっかり洗浄します。
抗炎症効果で、「のどの痛み」にも良く効きます。
独自の処方で、家族みんなで使えるうがい薬です。

ラリンゴール(佐藤製薬)

パスティスとの共通点

ミント系のハーブが香るうがい薬だが、かといってハミガキによくあるようなベタッとした嫌なペパーミント臭ではない。ほんのり甘さを感じる風味はやはりパスティスと(香り自体が似ているわけではないけれど)相通じるものを感じる。

数滴をコップの水に落として希釈して使う。このとき、先述したように水に触れたところから白濁してゆく。最初に使ったときは「おぉ、いいね」と(体調が悪いクセに)ちょっとテンションが上がったものだ。

使い心地がいい

ここからは実際の性能評価ではなく個人の使用感としてお読み頂きたい。結論から言うと、素晴らしいうがい薬だと思っている。当たり前だが、さすがに「パスティスみたい」という理由だけでリピート購入したりはしない。

うがいをした後はただ爽やかなだけでなく、「しっかりキレイになった」というきっぱりした清涼感がある。いきなり痛みやはれが引くわけではないが、しっかり洗浄されたという感覚はとても安心できる。

刺激が少なく、傷にしみにくい

もうひとつ、僕がこのうがい薬を気に入っている点は刺激が少ないことだ。口腔内にピリピリする刺激がほとんどないことはもちろん、口内炎などの物理的な傷口があってもしみないし痛くない。

特に痛みのある傷口がある状況でもストレスなくしっかりとうがいができるというのは、うがい薬の機能としてとても重要なことなんじゃないかと思う。

関係ないけれど

マルセイユあたりでのんびりとパスティスでも舐めながらバカンスしたいなぁ。

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