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ゆいマスクプロジェクトの支援はただの寄付ではない!?

※この記事は沖縄の医療資材不足を支援するためのものです。

▶ なぜこの活動が必要なのか

ニューヨークで2020年3月24日、1人の医療従事者が新型コロナ(covid-19)で亡くなりました。彼は、医療資材不足で黒いゴミ袋を着て治療にあたっていました。


そこに救えるものがあったとしても、もし自分が同じ状況になった時、自分に同じことができるのかと考えさせられました。

すると沖縄の医療現場でも、その医療資材が逼迫していると那覇市医師会が医療の「緊急事態」を宣言しました。

すぐそこまで、嘘みたいな危機が近づいてきている。

『本当に自分には何もできないのか。』

その気持ちから私は「ゆいマスクプロジェクト」の立ち上げに参加しました。

▶ このプロジェクトの特徴

通常の寄付系プロジェクトと違い、「ゆいマスクプロジェクト」は少し複雑です。その理由と経緯を合わせて説明します。

大前提として、プロジェクトメンバー活動は完全にボランティアで、私たちが1円でも儲けることはありませんのでご安心ください。

① 必要な資材の最低ロットと単価の問題

チームの調査により、現状必要な医療資材の優先順位が以下ということがわかりました。(あくまで一部情報)

「サージカルガウン」
   ↓
「N95マスク」
   ↓
「使い捨てマスク」


3月の初旬で使い捨てマスクは1つ50円単価といったところでしたが、それより必要なサージカルガウンやN95 マスクはそもそも単価が高いものです。

さらに最小ロットも大きく設定されていて、海外から取り寄せようにも資材調達メンバーは苦戦を強いられました。

ここでどうしても資金力が必要になることがわかってきたため、「ゆいマスクプロジェクト」としてクラウドファンディングでのご支援をいただくことにいたしました。

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② 仕入れ値or差額補填で提供する

ゆいマスクプロジェクトは、基本的に2つの方法で医療機関へ医療資材を支援します。

・高騰した相場の差額補填
(例)70円で仕入れ → 50円で買い取ってもらう
・仕入れ値での提供
(例)50円で仕入れ → 50円で買い取ってもらう

差額補填については、現状の相場観から判断していきます。

この段階では、原則として無償支援は想定してません。(この段階ではというところが難しい点)

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そもそも資金がひっ迫しているわけではないといった医療機関もあり、そこへ何も考えずに寄付する必要はないと考えたためです。

しかしこれでは、最終的にお金が残るようなプロジェクトに聞こえてしまいますよね。そこで③に続きます。

③ 2段階の支援構造

「ゆいマスクプロジェクト」は6月には必要がなくなると考えています。これは地方自治体や国の施策が追いついてくると予想するためです。そうなると「この資金はどこに行くか」という疑問がでてきます。

ここで、リターン時にご選択いただく3種類の最終支援先が出てきます。

A. まだ長引くであろう沖縄の医療現場へ届ける
・沖縄県医師会
・沖縄県歯科医師会

B. 医療資材が必要な子供たちや施設に届ける
・沖縄県子ども生活福祉部 福祉政策課

C. 世界の医療が足りないところへ届ける
・ジャパンハート

いただいた資金はすべて医療資材に変えて運用後、上記機関に無償支援してこのプロジェクトは終了します。ここだけが無償をあらかじめ想定している支援となります。

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ご支援の判断をいただくのに複雑でわかりにくいかと思います。ただ、この仕組みは皆さまの支援にレバレッジ効果を付与して、より多くの困った方を支援できると考えています。

ご支援の程よろしくお願いいたします。