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読み中の本紹介

自分は複数の本を並行して読むタイプなんですが、なんとなく全部読み終わらないと感想のアウトプットをしたくない気持ちがあります。

でもそうすると並行して読んでる分、いつまでもアウトプットできなくなっちゃうので、今読み中の本をざっくり感想とともに出すってやつをやってみます。

①USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

1冊目は、マーケティングの入門本で有名な『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』。

著書の森岡毅さんは「日本を代表するマーケター」とも呼ばれている方で、USJの再建に携わっていた方。

部署のマネージャーになるにあたって、あらためてマーケティングの基礎を学ぼうと思って読み始めた本です。

マーケティングの本というと、どうしても小難しい本が多くて、専門用語が出てくると「うわーっ」って感じになってしまいますが、この本はめっちゃすっきりして読みやすいんです。

そもそもこの著者は、「マーケターでない人にもわかるマーケティングの本がない」ということに課題を感じてこの本を書いたそうなので、わかりやすさという点に重点が置かれています。

だからと言って内容が浅いわけではなく、P&GやUSJで著者自身が実際に行なった戦略の事例について詳しく書かれていたり、戦略を立てる際のフレームワークとその使い方についてていねいに説明されていたり、実践で使えるマーケティングの知識をしっかりと学ぶことができる内容になっています。

なんかここまですっごく普通のことを言いましたが、僕としては、マーケターの役割について言及した以下の内容が響きました。

「うちはしょうもない製品しかない」という言葉は、マーケターは決して口にしてはいけません。なぜなら消費者視点で優れた商品やサービスをちゃんと作らせることが、マーケティングの重大な使命の1つだからです。

森本毅『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』

売れない理由を商品とサービスの質のせいにしてしまうことってやってしまいがちですが、どうすれば売れる商品・サービスになるか?という観点での意見・アイディアをマーケティング・営業のチームが開発チームに働きかけることって、当たり前ですが欠かせないことですよね。

この本は、そういうビジネスでの当たり前のことができていない自分に気づかされる実用書です。

②傲慢と善良

2冊目は、昨年の9月に発売された、辻村深月さん著書の『傲慢と善良』という小説です。

まだ30%くらいしか読めていないんですが、ここまで読んだだけでもだいぶ心えぐられてます...

マッチングアプリとか婚活関連の話が出てくるんですが、恋人とか結婚の相手を判断する時にどんなことを考えているのか、みたいなことの深層心理のえぐり方がすごいんですよね...

そう、確かにそう思ってるんだけど、それは隠したままでいさせてくれ的な・・

この本の巻末の解説を朝井リョウさんがしているんですが、朝井さんも心えぐるの激ウマ作家さんなので、まだ読んでないですが、そういう観点での解説がされてるのかなーと思ってます。

ちなみにマーケティング用語だと、そういうふうなら心をえぐって感情を大きく動かすことを「ハート・オープニング・インサイト」っていうらしいです。(by 1つ目に紹介した本)

ということで一気にえぐられてやられてしまわないよう、休み休み読んでいるわけです、、

とは言えこういう系の話は今の社会を捉えるのにめっちゃ勉強になるし、小説としてもミステリー要素もあってとても読み応えがあるので、読み進めるのがいつも楽しみです。


他にも読み中の本は6冊以上あるし、この記事の書き始めはもっとたくさんの本を紹介しようと思ったんですが、ここまで書いてめっちゃ疲れてしまったので、ここで終わりにします(´・∀・)

今、左足の薬指の爪が割れてしまって大きな移動ができなくなってるので、GWは読書ウィークにしようとおもいます...やっぱ本っていいっすね📚

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