下期キックオフを開催、ツクルバの新しいバリューを発表しました

ツクルバのビジョン、バリューをアップデート!

2024年2月に下期の全社キックオフを行いました。今回のメインコンテンツは新しいビジョン、バリューの発表です。ビジョンは改めて動画コンテンツなどと共に解説させていただくとして、今回は新バリューについて、なぜこのタイミングで刷新したのか、なぜこの内容なのか、を社内外の皆さま向けに書こうと思います

下期キックオフにてCEOパートの様子

ツクルバ行動指針の歴史

新しいバリューについてお話しする前に、まずはこれまでにツクルバが掲げてきた行動指針の変遷をご紹介します。

ツクルバ十ヶ条(2011〜2014年)
電通の十則、ソニーの趣意書などをイメージして策定。
CREDO(2015〜2019年)
現在の主力事業「カウカモ」をローンチし、スタートアップ企業としての成長を目指す中で、5つの項目からなるクレドを策定。顧客サービスなのでJ&Jのour credoをイメージしていました。
3VALUES(2019〜2024年)
上場〜コロナ禍での構造改革からの再成長を目指して立ち上げた変革プロジェクトの中で、3つの項目からなるバリューを策定。

5VALUES(2024年〜)
新たに掲げた「VISION」を実現するための指針として策定。住まいの領域にフォーカスし、繋がり続ける顧客サービスを提供する企業として、特に重要な価値観・価値基準をまとめたもの。

中身の前にこれまでの行動指針系で掲げていたものの歴史を紹介します。

各タームで考えていたこと

創業期に策定した十ヶ条を改めて読んでみると、当時全社平均年齢20代、共同創業者の私と中村(maa)の2人から生まれたデザイン会社として、「圧倒的に結果出そうぜ」という勢いと、何やるかはまだわからんがとにかく世の中にインパクトあることをやって、生き様残そうという熱い想い、前のめり感を感じますね(若い笑)
そこから、自社事業を始めてスタートアップへ急旋回。人がどんどん増える計画の中、共通の信念をシンプルにすべく10個から5個へという感じで、5つの項目からなる「CREDO」を策定しました。後付けのロジックはさておき、当時はなんとなく「バリューよりクレドって言った方がお洒落な感じがする」といった具合に決めたのは否めません。
そして、スタートアップとしては順調に成長し、様々なご縁や運に恵まれて上場企業へ。しかし上場したものの、まだまだ経営者の私も企業としても未成熟すぎて、色々足りないところを変革しようと「変革プロジェクト」が始動。その中で、「CREDO」が行動指針というより信念寄りであり、顧客や社会にどういう価値を提供すべきかへの言及が少なく(通底する強い想いはあるものの)、もっと日々の意思決定や、マネジメントに使えるものにしよう、という狙いで「3VALUES」を策定しました。
そうした変遷を辿り、現在の企業フェーズにあわせてさらにアップデートしたのが、今回策定した新しいバリューです。

創業時の十ヶ条

ツクルバ新バリュー「5VALUES」

前段が長くなりましたが、新しいバリューを発表します。

TSUKURUBA 5VALUES

TSUKURUBA 5VALUES

正々堂々と誇れる仕事をしよう

自らの役割と責任に真摯に向き合い、意志をもって全うしよう

お客さまの課題を最短で解決しよう
お客さまを知り、その本質的な課題を解決しよう。
すべての仕事がお客さまのためにあることを忘れず、最短最速の価値提供にこだわろう。

できる理由を考えよう
どんな状況でも、実現を第一に考えぬこう。
心は熱く、頭は冷静に。建設的に目標と向き合おう。

すぐ決めて、すぐやろう
意思決定はシンプルに、実行はスピーディーに。
不確実を恐れず、挑戦と改善を最速で繰り返し、常に進化し続けよう。

大きなことを最高のチームで
健全に議論し、隔てなく助け合おう。
ともにビジョン実現を目指す仲間たちと、最高の仕事を、全輪駆動で成し遂げよう。

バリューの役割

今回の刷新にあたり、まずはバリューの役割、機能について改めて確認するところからスタートしました。

そもそもバリューとは何か?

企業の理念や存在意義を定義し、コミュニケーションする際のフレームワークとして、MVV=Mission(使命)、Vision(目指す姿)、Value(価値観、価値基準)があり、最近では多くの企業がこれを取り入れています。
中でも、Valueは「価値」という意味の単語ですが、複数形のValuesになることで、「価値観、価値基準」という意味の言葉になります。
MVVにおけるValueは、全社員が共有するべき価値観、価値基準を示すものであると位置付けました。

目的・狙い

企業の活動は、一人ひとりの行動の総体です。そして、日々の仕事は、その大小に関わらず、一つ一つの判断の積み重ねです。会社がビジョンを実現するためには、社員全員が、日々、正しい判断、行動を積み重ねる必要があります。
しかし、どんな判断、どんな行動が正しいかは、場面ごとに異なり、多くの場合、正解がありません。
それでも、ビジョン実現に向かう上で、絶対に外してはいけない重要な価値観、価値基準を示し、社員一人一人が日々の業務における判断、行動の拠り所とするために、バリューがあります。

なぜ今、刷新なのか

現在、社員数が約250名。今後も、300人、500人を超え、1000人規模の組織を目指していきます。
人が増えると、言葉の解釈が揺れたり、認識を合わせることのハードルがどうしても上がります。
旧行動指針である3VALUESは、100〜300人程度の組織規模を想定して作られたもので、抽象的な表現も多いことから、人によって解釈や理解の深度に差異が出てしまうという問題が出始める頃合いでした。
継続的な組織拡大を見据え、来たる未来に備えて、300人の壁を超えるに足るものへアップデートをすることを決めたのが、今回の刷新の背景です。

なぜこの内容なのか?

刷新といっても、感覚としては、誰がみても理解しやすい形に表現をアップデートしただけという感じなので、創業当時から、大事にしたいこと、通底する思想や視座は変わりません。
ビジョン実現を目指して「これから1000人規模の組織になっていく」にあたって、「今、既に社内にあってこれからも共有していくべき価値観」を抽出し、これを丁寧に言語化する(これを社内では価値観の「ピン留め」と言っていました)ことで、「チームで成果を出し、ビジョンに向かうためのツール」として、5つのバリューに落とし込みました。

これからやっていくこと

新バリューを発表したキックオフの場で、早速、5VALUESへの理解を深めるためのワークを実施しました。

VALUEを日々の仕事に落とし込んでイメージするためのワークショップ

また、5VALUESを実践して高い成果をあげた事例を取り上げ、その実践者へのインタビューを実施。全員が日々の仕事に取り入れられるよう、バリュー実践のための「コツ」や「ヒント」を共有してもらいました。
図らずも、登壇したメンバーの会社や仕事に対する熱い思いが伝わるコンテンツとなり、メンバーからもとても好評でした。

5VALUESは、人事評価や、登用、表彰等の観点にも組み込んでいきます。
そのため、具体的な行動につなげやすいように、「OK行動例/NG行動例」もあわせて策定しました。
今後も、あらゆる施策を通じ、浸透を徹底していく計画です。

バリュー浸透の目指す状態

日々の会話でバリューにまつわる単語が飛び交ったり、Slackスタンプが使われたりという状態、つまり日常的に当たり前に使われていることが、まずはとても大事だと思っています。

「それって正々堂々?意志込められてる?」「お客さまの御用聞きじゃなくて解決すべき本質的な課題はなんだろう?」「気合いだけじゃなくて、できる理由を建設的に考えるとどうかな?」「すぐすぐで!」「最高のチームであるために、xxxをやってみよう!」などなど。

逆に浸透しなかったら・・・
メンバーが増えていく中で、社内のコミュニケーションコストは上がり、採用のミスマッチが起き、お客さまに対して最適なご提案を最短でできず、生産性が低いために利益を再投資できない、そうすると会社が成長しなくて個々人の成長機会もつくれない、というバッドループに入ってしまいます。
(考えるだけでイヤだ!)

ビジョン実現のために事業・組織共に成長していくことになります。そのためには、個々人の成長を起点にチームで成果を出すことが肝要です。
チームで成果を出す為の共通の価値観がバリューです。ですので、とにかく浸透が肝!ここから、しっかり取り組んでいきます。

全社集合写真(私は左端にいます)

最後に(採用情報)

ツクルバに入社しようと考えてくださってるまだ見ぬメンバー候補の方々、日々応援してくださってる皆々様に想いを届けるために本記事を書きました。

また、多くのベンチャー企業でミッション(パーパス)、ビジョンや行動指針などを定めているかと思います。弊社の取り組みが、経営陣の皆さんの参考になれば幸いです。

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