「知っている」と「できる」は違う

こんにちは。ひろきちです。
いかがお過ごしでしょうか?

ここ2回は「文章術」について書いていましたが、今回はいったんお休み。
今日はビジネスにおける、「理解」と「実現」の違いについてお話します。

きっかけはファッションバイヤーの「NB」さんのvoicyから。
「知っている」「理解している」ことと、
「できる」「腹落ちしている」ことの
違いについて話されていました。

簡単に要約すると、
・理解している、と思っていても、実際に行動してみると「できない」ことがある。バスケのシュート練習を例として、どうすればシュートが入るか頭で分かっていても、実際に「これだ!」という感覚を体が覚えるまでは、反復練習が必要となる。
これはビジネスでも同じで、情報やノウハウを学んで理解しても、練習や行動で自分に落とし込み、血肉にしなければ「できる」とはならない。
という内容でした。


これを聞いて改めて痛感したのは・・・

自分は仕事で、部下に対して心のどこかで
「あれだけ説明して理解したはずなのに何故できないのか」
といった、はがゆさを感じていました。
しかしそれは間違いで、理解しただけでは実際にできるとはならないのが普通。理解させただけでは不十分で、腹落ちさせるまで行動・練習をできる「場」を与えてやれなかった自分の問題だったんだ、と感じました。

ここでただ、反省しただけじゃそれこそ「理解しただけ」。
では、部下や周囲に対して「行動・練習できる場」を作るにはどうすればよいか、を掘り下げてみます。

①実演と実践

頭で理解できたことに対して、血肉となるレベルに持ち上げるにはやはり実践です。しかしただ「やれ」では向上は確実ではない。
そこで、「やってみせる」ことが重要です。
しっかりと大事なキモを説明したうえで、目の前で実演してみせる。
いわゆる「OJT」です。
※オン・ザ・ジョブ・トレーニング=現場で実践して覚えるトレーニング

実演が終われば、次は反復です。
実際に「やらせてみる」です。
ただし1回やったくらいでは身につかないのが人間です。
1回やれば/1回見ればできる人に合わせてしまうと、「何故できないんだ」とストレスを感じてしまい、不満しか残らない。
「そういうもんだ」と思って、何回も反復することを最初から計画しておく方が生産的です。
ですので、PDCAの「P」・・・計画段階から、施策導入→練習・反復までを計画の一部として組み込んでおきます。

②心理的安全性の確保

「失敗したら上司に怒られる」
「悪いことを報告すると上司の機嫌が悪くなる」
「怒られたくないから、黙っておこう」

このように部下に考えさせてしまうと、部下は怒られることを恐れ、新しいことへのチャレンジをしなくなります。
そうすると、「怒られない選択」ばかりを選ぶようになり、停滞します。
なので、いくら「実践だ!反復だ!」と上司が誘導しても・・・部下がこのような消極的マインドになっていると当然、身に付きもしないし腑にもおちません。
部下が不安に支配されずにチャレンジしてくれるには、上司から普段のコミュニケーションにおいて『心理的安全性』を担保してあげることが再重要です。
具体的に言うと、
・感情論で話をしない。
・失敗(事象)をとがめない。とがめるのは考え方。
・問題の本質を一緒に考える。
これが必要です。


まだまだ私も、頭で分かっているほどには「実践」できていません。
日々勉強ですね。今日から、今から。部下や周囲とのコミュニケーションを見直そう。

今日の記事があなたの、今日からの変化の第一歩につながれば幸いです。
実践しましょ!そしたら結果はついてくる。
あなたの一日が素敵になりますように。
それでは、また。


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