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鬼滅の刃ヒットの理由

年末年始で鬼滅の刃にはまり、アニメ、単行本を二周しました笑。ジャンプで連載されている王道ジャンプ漫画ではあるのですが、何故こんなにハマったのかを考えてみると以下のようなポイントがあったと思います。概要は以下からチェックを。


・兄弟や家族のつながりといった家族愛が、根底のテーマにあるため、誰もが共感を得やすく、自分も家族を大事にしたいと思わせる。主人公の炭治郎と禰豆子の兄弟愛もそうなのですが、それ以外のキャラにも家族をテーマとしたエピソードが多く、兄弟のつながり、家族のつながりが自分と重ね合わせて考えやすく、年代を超えて共感を得るのだと思います。

・鬼になった敵に対しても、そうならざるを得なかったストーリーがきちんと描写されていて、敵に対しても救いがあること。鬼になった人間も出会う人が違えば、もっと違う人生だったかもしれない。ダークサイドに落ちたスターウォーズのダースベーダーや、バットマンのジョーカーなどと同じく、敵のストーリーがそうならざるを得なかった背景を描いていることが物語に深みを与えています。

・キャラクターがそれぞれ個性を持っていること。スラムダンクのようにキャラの人格描写が細かいこと。キャラ設定が細かくされていることは単行本のサイドストーリーで書かれている部分を読むとすごくよくわかります。

・幽遊白書のようにキャラが持つ技がそれぞれあり、ハンターハンターのように属性の設定があることも分かりやすさにつながっています。子どもも真似しやすく、次にどんな技が出てくるのか楽しみになる部分もあるかと。

・キャラクターが多く出てくるところはワンピースにも通じるところがありますね。修行して主人公たちがパワーアップしていく段階もドラゴンボールのようにわかりやすいです。

海外でどれくらい受けているのかわからないですが、日本の鬼というモチーフや大正時代の少し昔の日本文化を背景としたストーリー設定もエキゾチックなイメージで新しさを感じやすいのではないでしょうか。日本人にとっては桃太郎的なわかりやすさもあると思います。

個人的にはアニメの歌も好きでした。紅白でも歌われてましたね。


このように見てみると、過去の漫画、アニメ、映画などに見られる成功パターンが全て入っており、世界観の作り込みが精緻になされているところが多くの人がハマる理由なんだろうなと思いました。

映画もあるみたいなので楽しみです!


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