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ロシア残留宣言(仮)

こんばんは!ウラン・ウデのむかいです。

今日はタイトルの通り「ロシア残留宣言(仮)」をしようと思います。
(なぜ(仮)なのかは最後に説明します。)

Twitterでも書いた通り、おととい2日に大使館から、11日に飛ぶモスクワ発東京行のJALのチャーター便について案内が来ました。

https://twitter.com/hiroki_ru_th/status/1256540288400723968?s=20

このメールはその前の4月末の帰国希望調査で「帰国したい」と回答した人のみに送られる案内メールです。

実は帰国希望調査があった際、4月25日に自身の派遣元から
「今期限りで任期が切れる先生は、現在帰国希望がなくても調査に回答してほしい。」
という連絡がありました。

そこで調査に回答したのですが、その後派遣元からは4月27日に

「今期限りで任期が切れる先生は次のチャーター便で帰国してほしい。」

と帰国要請がありました。

それまで「6月末に任期が切れるまではこちらに残る」と決めていた自分は動揺しました。

チャーター便はその時点ではいつ出るか分かりませんでした。

これまでのチャーター便は、ロシアが日本にロシア人救出機を飛ばす際に、その往路に特別に乗せてもらうというもの。直前にしか連絡が来ません。
直前に連絡が来たとしても、ウラン・ウデはシベリアの田舎。チャーター便が出発するモスクワに向かうだけで時間がかかります。直前の連絡では間に合わないことも容易に想定できます。
モスクワ市内の移動も、ウラン・ウデからの飛行機と日本行きの飛行機は空港が違うため、モスクワを南北に縦断するように空港間を移動する必要があり、現在の厳しいモスクワ市内の規制の下、部外者がどうやって移動するのか…という不安もありました。

また、何よりもお世話になった方々にちゃんと挨拶をする機会もなく、仕事も日本からオンラインでやることができるにしても、中途半端な状態で帰ることが嫌でした。

しかし一方、9月末から日本の大学院に復学しなければならなかったり、一部カードの有効期限が秋に迫っていたりと、この便を逃すと帰国がいつになるのか・・・という不安があるのも事実。

この時点では先ほどの「帰国要請」が”強制的な”ものであると考えていたため、半泣きで帰国準備やお世話になった方への連絡を行いました。

同じ寮に住む学生からは餞別のプレゼントをもらったり、同僚の先生からは慰留されたり・・・心苦しかったです。

その後28日に派遣元から、「帰国要請は強制ではない。」との連絡が入り、また残るか帰るか悩むことになります。

結局、「30日に国際部の担当者や大学と話し合ってどうするか決めましょう。」ということになりました。

そして迎えた4月30日。大学に向かい、担当者と話し合いました。

担当者からは会ってすぐに
「学期の最後までは残ってほしい。派遣元は帰って来いと言っているが、あなたはどうなのか?ビザの延長手続等は心配しないでほしい。」
と伝えられました。

その後、担当者や大学の偉い人に、帰国時の不安や残ることについての不安を伝えた後、大学側の残留要請を聞き、最終的に「学期終了まで残る」方向でまとまりました。


学生や同僚の先生、大学のお偉方まで色んな人から「残ってほしい。」と言われたのは、やはりとても嬉しいです。
様々なことで迷惑をかけたりお世話になりっぱなしだったりしている…という自覚が大きかったので、それでも必要とされていることがとても嬉しく、最後まで残らないといけないと責任を強く感じました。

帰国がいつになるかはやはり不安ですが、最後まで仕事をやり遂げた暁には必ずいいことが起きると信じて、この地で頑張りたいと思います。

ここに残留を宣言いたします!


最後に、なぜ(仮)かというと、
・もともと6月末に帰る予定だったので、飛行機がでさえすれば夏には帰る予定だから。(帰国までそこまで多くの時間は残っていない。)
・もしロシア政府が「今から来年まで完全に国を閉める。特別機含め一切の往来を禁じる。帰りたい外国人は早く帰れ!」といったことを言い出した場合は、さすがに帰るから。。。というのが理由です。

追記
なぜかツイートがうまく埋め込めなかったようなので、コツを知っている方は教えてください。

それでは。






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