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私の情報収集スタイル

PMにとって、情報収集は生命線だ。
ビジョンを描き、組織やチームが動き出したくなるような、ワクワクを醸成するには、集めた情報をもとにどんなストーリーを語るかにかかっている。

今回は、定期的に「何か違うな」と思いながら、ブラッシュアップしてきた私の情報収集方法をまとめてみた。

大きく分けると以下の3つの収集方法に分かれる

  • ニュース

  • コミュニティ / カンファレンス

  • オンライン雑談

  • 読書

至って一般的な方法だが、その一つ一つに工夫があるので、詳しく見てもらうと参考になる部分があるはずだ。

1. ニュースでの情報収集

私は基本的にニュースを見つけたときにその場で、その時に読むことはしない。
というのもニュースが既にあらゆるチャネルから入ってくるようにしているが故にそれがノイズになり、作業に影響が出てしまうからだ。

そのため、全てストックして、移動や、休憩、隙間時間に読むことにしている。
故に全てを読み切ることはないが、それで良いと思っている。

そもそも、紙媒体の新聞の頃から、一字一句全て読んでいる人がどのくらいいるだろうか?
記事のタイトルを見て、「読まない」「斜め読み」「熟読」の意思決定をしているはずだ。
オンラインのニュースも同様と考えて良いだろう。

記事のまとめ方

私は気になるニュースはNotionのDBに蓄積している。

NotionにはWeb ClipperというChrome拡張機能や、スマホからもピックアップできる方法があるので、それを活用して、「記事リスト」に簡単に蓄積できる。
気になる方は、下記の記事を参考にしてほしい。

参考にしている記事

私の場合、情報を収集元は以下の3つだ。

  • RSS

  • メールマガジン

  • SNS 

RSS、メールマガジンは意図的に収集しているもの。
SNSは、気になる人や友人のシェアしている記事を収集している。

 RSS、メールマガジンで収集しているのはサイトの一覧を記す。

官報ブログ
DIAMOND SIGNAL
BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報
Tech Crunch Japan
Product hunt
News picks
東洋経済オンライン
ダイヤモンドオンライン
MarkeZine
Media Innovation
Screens
Qiita 人気投稿
CodeZine
Adver times

SNSは友人やコミュニティで知り合った方がでをフォローするとその方々が興味がある情報が自動でキュレーションされるようなものだ。
また、書籍の著者をTwitterで探し、フォローするのも良いだろう。

2. コミュニティ / カンファレンス

基本的にはアジャイル・PM界隈のイベントが私の主戦場だ。
そこでの知り合った方との連鎖で情報はどんどん入ってくる。
それに加えて、TECH PLAYなどを見ておけば、自分の得意分野の情報は簡単に収集できるだろう。

異分野情報の集め方

問題は、自分の興味では集められないような分野だ。
これに関しては、私は後述するオンライン雑談や、書籍で視野を広げることを意図的に行なっている。そこで得た新たな知り合いやフォローすべき人々からの情報をもとに視野を広げている。

裏を返すと、興味を広げることは 意図的に時間を作り、選ぶようにしないと絶対に広がらない

特に毎日忙殺されていて、得意分野の最新情報すら薄れている自覚がある場合、この部分は皆無だろう。
ここには時間的、精神的余白が必要だ。
これについては、仕事の取捨選択や優先順位づけの上手さが肝であることは言うまでもない。ここについては別の記事で解説しようと思う。

3. オンライン雑談

先の視野を広げる意味で意図的に行っているのが「オンライン雑談」だ。
文字通り、オンラインで30~60分のアジェンダのない雑談を行なっている。

雑談の対象は、主に2パターン

  • 自分の刺激になる知り合い 

  • 初対面の方

前者に関しては、特にSNSで活動は見ているものの、最近話せていない人に意図的に声をかける。
裏を返すと、在宅勤務が基本の今、SNSで発信があまりない人とは何を話していいかわからない。そのため、声をかける対象から外れるのも事実だ。

これは、相手から見た自分も同じだろう。
なので、SNSでの自身の情報発信も戦略的に行なっている。
この戦略ついても別記事でまとめようと思う。

初対面の方とのコミュニケーション

次に後者の初対面の方について。

以前は バーチャルランチクラブ が無料で使えたのだが、有料化に伴い、その方法が自分には全く合わなかったので、今は使っていない。

ただ、このバージちゃるランチクラブで出会った方とこんな関係が続いている

  • 私の全員副業チームとのコラボ事業のディスカッション

  • 不定期の雑談

  • イベント登壇依頼

現在はyentaを有料で使っている。
yentaについての解説は公式サイトに譲るが、イメージとしたはビジネスマッチング版TinderとUIUXが提供されている。

自分に魅力がないと活用できない

一方で、初対面の方との雑談は思っているより難しい。
まず、自分に魅力がないとマッチングしない。

少なくとも、以下の内容が記載されていて、魅力的でないと話そうと思わない

  • 得意なこと / 経験

  • 何のためにマッチングしたいか (勧誘ではないこと)

  • どんな人と話したいか

私の場合は、こんな感じで記入している

また、マッチングした後も、初対面の相手と30~60分、お互いに有意義な時間を作れなくてはならない。
これもなかなか思っているより難しい。
相手に興味を持ち、質の高い質問を考えて、それを実現できる雑談能力が必要だ。

それだけ、覚悟と準備が必要だ。
なので、少しハードルが高いかもしれないが、ぜひ挑戦してもらいたい。

4. 読書

一方で、誰でもできるのが読書だ。
気になる分野を深めることも、隣の分野に手を伸ばすことも自分の意思のみで行える。

私の読書、記録スタイル

私の場合は、こんなサイクルで読書を行っている

  • Amazonの欲しいものリストに本専用のものを用意

  • 2冊読んだら、2冊買う (全て新品を紙で買う)

  • 最近買ったもの → 積読 → 最近買ったもの・・・の順番に読む

  • 読んだものはNotionに要点や印象に残った箇所を記録

  • 気になったら、作者のSNSをフォロー

  • メルカリで売る

  • もう一度、読みたくなったらKindleで買う (検索性 / 持ち運び性重視)

ポイントはとしては、以下の観点だろうか。

1つの分野を最低2冊先ずは読んでみる。なぜなら、1冊の身だと偏った視点になってしまうからだ。
そこから深めるか他の分野に行くかを判断するため、「2冊読んだら、2冊買う (全て紙で買う)」を基本としている。
もちろん、その分野のプロになりたいようなジャンルはこれを5サイクルくらい行い、10冊は読む。

Notionに書き留める理由は、自身のアウトプット準備のためだ。

読書記録にもなるが、自身の登壇やnote、書籍の執筆時に思い出し、引用できるようにしている。
全てのインプットはアウトプットのためにあるのだ。

また、全て新品を紙で買うことにも理由がある。
まずは、著者にしっかりインセンティブが入ること。これにより、重版や印税に貢献したい。
そして、新品であれば、メルカリで高額で販売可能だ。
これにより、中古で購入するのと同額かそれ以下で新品を読むことができる。

そして、2回目以降、何度も手に撮りたくなるかもしれないが、決して手元には置かない。
何度も読みたいということは、いろんなところに持ち歩きたい、読み直したい箇所があるということだ。
であれば、より検索性や持ち運びに優れているKindle版を買う。
これにより、著者にもう一度インセンティブを入れることができる。

トータルでは2冊分 - メルカリ販売費用分 の出費になるが、何度も読みたくなるような智を提供してくれたことに対する恩を送るという意味ではこれでも足りないほどだ。

まとめ

さて、このような形で私は日々の情報収集をしている。
全てが参考になるとは思わないが、どれか一つは参考になるのではないかと思っている。

また、このような情報収集の場は改めて時間を作ることが大切だ。
そのため、こんなイベントも用意した。

PMは忙しい。なので、こんな使い方をしてもらえるコミュニティになればと思っている。

  • イベントで月に2時間、情報収集し、アウトプットする習慣を作ることができる

  • Slackコミュニティで他社のPMの気になるニュースをキュレーション

  • 参加できなくても、イベントのアーカイブが見れる

  • 気になることを相談できる

是非、情報収集の一環で参加してもらいたい。


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主にPjM、PO、セールスエンジニア、AWS ソリューションアーキテクトなどを務める。「映像業界の働き方を変える」をモットーにエンジニア組織を超えたスクラムの導入、実践に奔走。DevLOVEなど各種コミュニティーにおいてチームビルディングやワークショップのファシリテーションを行う