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自重力トレーニングこそ最強である。

はじめに

こんにちは、菅原です!

今回は、ポール・ウェイドさんの『プリズナートレーニング』を読んで学んだことを紹介させていただきます。

本書は自重力トレーニングについての本で、今このような状況だからこそ、みなさんに読んでもらいたい本でもあります。

この本は、元囚人である著者が服役中に実践していたトレーニング方法をまとめた本となっています。

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上の写真のように、本書は、「ジム通いはムダ、プロテインは不要!」という強烈なメッセージを発しています。

今回は、そんな『プリズナートレーニング』から学んだことを紹介していこうと思いますので、是非最後まで目を通していただけますと嬉しいです。

それでは、始めます!


自重力トレーニングとは?

本書では、自重力トレーニングのことをキャリステニクスと呼んでいます。

本書の中でキャリステニクスは、自分の体重を使い、体を極限まで開発する技術と定義されています。

このキャリステニクスについて本書では、

キャリステニクスによって手にするのは、鉄の手錠を壊したり、鎖のようなフェンスを破ったり、レンガでできた壁を叩き壊し、そこから大きな塊を取り出して細かく割ってしまう類のパワーだ。
体の中から、生の、動物的な力を引き出すには、いにしえのキャリステニクスについて知るしか方法はない。

と言っています。

これを聞いて奮い立たない男はいないでしょう。

1つ例を挙げさせてもらうと、キャリステニクスの熟練者は、鎖を引きちぎり、手のひらで松の板に大くぎを打ち込み、1セントの硬貨を半分に折ったという偉業を成し遂げていたようです。

また、工具を使わずにタイヤ交換をすることでも有名だったそうです(笑)

ここまでくると面白いですね。

また、古代のギリシャ時代、スパルタ軍のトレーニング方法は、このキャリステニクスだったという記述が残っているそうです。

ギリシャ神話に出てくる英雄ヘラクレスの肉体もキャリステニクスによるものだったと言われています。

英雄たちのトレーニング方法。

早く試してみたい!と思わずにはいられません。

ちなみに、今の僕のスマホの待ち受け画面は、ヘラクレスの石像になっています。(笑)

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ジムトレ VS 家トレ

続いて、ジムでの器具を使ったトレーニングと、家での自重力トレーニングの比較をしていきます。

著者は、ボディビルダーのような体ではなく、機能的な美しい体を手にするためには、ジムでの器具を使ったトレーニングはかえって邪魔になると言っています。

多くのマシントレーニングはある筋肉を人工的に分離して鍛えるので、不均等な発達と偏った機能性をつくり出す。キャリステニクスでは、体全体を動かさなければならず、そのため筋肉の協働力や相乗力、バランス力、そして精神的な集中力が必要になる。これらのすべてが、筋力だけでなく、神経を鍛え、発達させる。

これだけで、キャリステニクスに興味が湧きますね。

筋力をトレーニングするだけのジムトレと、筋力+関節と神経を鍛えることができるキャリステニクス(家トレ)では、トレーニング結果に天と地の差が出るのです。

また、怪我のリスクについての言及もしています。

それは、筋肉と関節の関係によるものです。

マシンを使ってのトレーニングは、関節が鍛えられる前に筋肉が大きくなりすぎるため、その大きく育ちすぎてしまった筋肉をを支えられるだけの関節は育ちません。

ジムに行くと、手首にテーピングを巻いたり、腰にサポーターをつけたりしている人をよく見かけるのもこのためだと著者は言っています。

一方、キャリステニクスのトレーニング方法は、自然の法則にしたがったトレーニング方法なので、筋肉と関節を均等に育てることができ、機能的な筋力をつけることができるそうです。

また、著者は、自重力トレーニングのメリットをいくつか挙げています。

その中でも最も印象的だったのは、以下です。

個々の筋肉や筋肉の一部を鍛えるのではなく、筋肉、腱、関節、神経系を統合させたひとつの単位として動作させる。その結果、筋肉にとどまらず、腱、関節、神経系を同時に鍛えることになる。
筋力の源泉になるのは、実際は、筋細胞を発火させる神経系であり、筋力やパワーは、神経系の情報伝達効率に左右されている。
強さを手にした男性のだれもが、真のパワーは、筋肉の大きさよりも関節や腱の強さから生まれると語る。

キャリステニクスは、強さを身につけるうえで最も重要な関節や腱、神経系を鍛えることもできるということですね。

また、ジムで行うトレーニングと比べると、家で行う自重力トレーニングは、器具をほとんど必要としないので、いつでもどこでもトレーニングをすることができます。

それを著者は「自分の体をジムとする」と表現しています。

自分の体をジムとすることで、当然今まで支払っていたジムへの会費も必要なくなります。

能力と健康の頂点に達するために必要とするのは、調節可能なバーベルや最新型のマシン、プロテインやサプリメントなどの製品ではない。あなたの体、正しい知識、そして確固たる決意。これだけあればいい。これらを証明するのが、それらが全くない場所で鍛え上げた私の体そのものだ。

かっこいい。

さらに僕は、キャリステニクスが古代から受け継がれてきたトレーニング方法だというところもすごく気に入っています。

読書でいう古典と似ており、キャリステニクスは、昔から代々受け継がれてきた普遍の知恵だということです。

これらの理由から僕は、ジムでの器具を使ったトレーニング方法よりも、家でする自重力トレーニングの方がトレーニング効率がいいという考えに至りました。


おわりに

この本のメッセージをまとめると、「とにかくこの本で紹介しているトレーニング方法通りに家でコツコツ体を鍛えれば最強になれるよ」ということです。

この本で紹介されているキャリステニクスは、僕自身まだ実践していないものばかりなので、正直に言うと今回のブログは机上の空論にすぎません。

実践してみて、効果を実感してみて初めて、このキャリステニクスを胸を張って最強のトレーニング方法として紹介できるというものです。

これから実践していき「実践編」をまた投稿しようと思っていますので、次回の投稿までに体にどう変化しているか楽しみにしておいてください。

今回ご紹介させていただいた、ポール・ウェイドさんの『プリズナートレーニング』、気になった方は、是非一度調べてみてください!

では、また。

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