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「Return to Basic」間違いだらけの経営感覚


1,なぜ売れないのか

売上高とは?

 「会社、店がお客様に売った金額の合計」ではなく、
 「顧客がそのお店から買い上げた金額」の合計。

私もここで大きな認識の違いがあり、大きな戦略・戦術立案でのミスを犯していました。ビジネスの主役は「お店、会社、経営者」ではなく、主役は、常に「顧客」ということです。

売上が上がらない理由

理由は簡単です。あなたのお店には「欲しい商品がない」からです。
「欲しい商品を作っていない、取り扱っていない」という状態にあります。もし、取り扱っていても、お客様の欲しい金額で売られていません。

全く顧客のことを考えていない

商売、ビジネスの主役は「顧客」であるに関わらず、あなたは全く顧客のことを考えられていません。売り方や、精神論ばかりを考えて、お客様のほしくない商品を、ほしくない価格で、「どうしたら売れる?」と考えることはお客様のことを考えていません。

商品政策については別の記事で詳しく説明をします。

そもそも売上はどうやって生まれる

売上は所有「資産」を金銭交換する際に生まれます。
「資産」を具体的に例を挙げると「土地資産、建築・設備資産、商品資産、人的資産、知識・情報」であり、これらを貸す、売ることことで金銭に変わります。

売上を上げる方法

「どんな資産を持つか、どれだけ資産を持つか」が売上が決定します。
売上を上げるためには、資本を資本を増加させ、人や設備への投資が不可欠ということになります。

2,売上が上がらない原因を探る

池の中に魚がいない

魚がいない池で魚釣りをするのがあなたのビジネスかもしれません。ビジネスは時代の変化によって、市場も変化します。「あなたのビジネスの市場規模は?」「市場の成長性は?」

競争に突入(需要と供給の逆転)

よく釣れる池があると噂を聞きつけて、多くの釣り人が訪れるようになり、池の中の魚の奪い合いが激しくなったことで一人が釣れる魚の量が減少。

デフレ

インフレになると物価が上昇することになると売上は上がります。100円で売っていたガムが、110円で売れるようになります。これは経営者の努力とは関係なく市場環境による売上の増加です。逆にデフレになれば、市場の原理で言えば、下がることになります。

売れなくなったら「広告」や「販促」を

販売数が思ったように伸びません。そこで「広告をどかーんと打つんだ!」と考えてしまうかもしれませんが、なぜ、売れなくなったのか問題、原因を特定することが先決です。売れないのは、我が社に問題があるからです。問題を抱えたまま、広告を打つことは、我が社の悪いところを知らしめる行為にしかありません。

頑張って努力したら必ずできる(精神論重視)

「精神」と「論理」の充実が必要です。

  • 現状認識「このままじゃやばい」(危機感)

  • 現状否定「俺が間違っていた」(知識)

  • 決断「よしやるぞ」(知識 and 精神)

  • やり方「これでできる」(知識)

  • やり切る(精神)

ナンバーワンになれなくても、「オンリーワン」になればいい

オンリーワンはナンバーワンになるための手段です。「中小企業は大手と違うことをしなければならない」というわけではありません。真似をできるところは大手の頭が良い人たちが経験則を生かして取り入れましょう。また、規模に関わらず、顧客に支持されることをするべきです。

体験ではなく、「経験」で

「体験」・・・その人自身が味わった成功事例
「経験」・・・大部分の人が味わった成功事例

論理の重要性

「イメージ」や「感性」や「倫理」で処理してはいけません。経営とは、結果が全て数字表現される世界である以上、全ての基本作業は「論理的で」なければいけません。

「時間がないからそんないちいち数値化なんてする時間がない」と私も考えていましたが、数値化することで経営予測が立つようになり、PDCAも回るようになりました。

「MORE」から「CHANGE」へ

あなたのやり方が間違っています。直ちに「我流」を現状否定してください。我流で成功するのは、ごく一部であり、そんなあなたは勉強する必要はありません。
間違ったやり方を「より良く改善(MORE)」ではなく、やり方そのものを改革(CHAGE)しましょう。

3,「Return to Basic」

経営、マーケティングの原点、本質に戻りましょう。これまでの多くの経営者の経験則による原理原則を学び、あなたを改革させることがゴールへの近道です。

他、コラムで原理原則に基づくマーケティングや経営の情報を発信しております。よければご覧ください。




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