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100人プロジェクト vol.007

100人プロジェクト7人目は
たくさんにお話をお聞きしました。

たくさんは、
ドイツで3年間プレー、タイで3年プレーし、今年でタイ4年目に突入するサッカー選手です。
インスタグラムで知り合い、お話しすることができました。

「当たり前が当たり前ではない」

 たくさんは、学生の頃、海外遠征などで海外にサッカーをしに行くことはあったものの、住んだことはなく、現地の方とも話したことは無かったそうです。そんな中、サッカーが好きで、自分の実力を試したいと思いドイツへ。ドイツ語や英語を話せなかったたくさんは、コミュニケーションが取れないので少しネガティブになってしまったそうです。スーパーやタクシー、バスなど日本だとあって当然のものが、海外だと言葉が分からないことで危機感のようなものが常に生まれてしまいます。そういった環境に身を置き、当たり前だったものが当たり前ではないと感じたそうです。

「何を考えているかという視点から入る」

 コミュニケーションが取れないという問題は日常生活だけではなく、サッカー面にもあったそうです。言葉が分からないため、監督の指示などを理解することが困難でした。しかし、わからないからそこで終わりではなく、監督の言葉の言い方、目線、態度で予測して行動していたそうです。ドイツという異国の地でプレーする中で、そういった工夫が成功につながっていくのだと思いました。

「自分を曲げないこと」

 これは、たくさんが大事にしていることです。
 「サッカーをしている人たちはマインドコントロールが難しい。
こんな選手は上ではやれないと言われることもあるだろうし、自分も言われた。やめといたほうがいいと思うよとか言われても、自分を曲げずに全力で取り組めば、少なからずいい方向に行くと思う」
とたくさんは言っていました。あったかい人に出会えた時もあれば、差別を味わったりしたときもあったそうですが、ドイツやタイで外国人プレイヤーという立場でプレーし続けられている裏には、こういう強い信念があったのだろうと思いました。自分の夢を実現させるためには、どれだけ周りに何か言われようと、自分が自分の事を信じ続けることが大事だと思いました。

「タイリーグ1部でプレーしたい」

 そんなたくさんの夢は、タイリーグ1部でプレーすること。今まで2つのチームに在籍し、全てのチームで優勝し、チームを昇格させているたくさんは今年、4部のチームに移籍しました。「自分を本当に必要としてくれるチームでプレーしたい。このチームを昇格させたい。」とたくさんは言っていました。これほど海外で経験があり、自分の考えをもってプレーしているたくさんが1部でプレーする日はそう遠くないのではないかと思いました。僕も、いちファンとして応援したいと思っています。

ーENDー




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