細田径秋 水墨画作品集「紫縁一華 」刊行!
繊細かつ端整な筆致で、嫋やかな作品世界をうみだす水墨画家・細田径秋さんの作品集「紫縁一華」が刊行されました。
細田径秋
1952年岩手県盛岡市生まれ。東野光生画伯に師事。森上美術館賞、青岸渡寺龍壽賞、トルコ大使館賞など受賞多数。トルコ大使館迎賓館に作品『白華秋宴』収蔵。京都・引接寺に作品11点収蔵。
今回、造本、装幀を担当いたしました。
その仕様をご紹介します。
細田さんご本人と引接寺でお会いし、作品を生で拝見。水墨画作品ですので全体的には落ち着いた雰囲気になるかと考え、作品集として、本としての佇まいを美しくするために敢えて背(見返し)の色をアクセントとして外に見せる仕様を提案。またそのために帯(カバー)の高さを短くし、タイトル等は表紙に印刷、バーコードも裏面に直接印刷する事にしました。
また本文64ページですので、あまり束が出ない分、作品集として手にとった時の重厚感、存在感を持たすために厚手の紙(表裏GAファイル)を使用。これには紙が剃る、印刷が難しい、帯を巻く際に厚紙の角が紙に当り傷つくのでは等、少し不安もありましたが、印刷現場の方々のお陰で難なくクリアできました。ほんまに丁寧に事を運んでいただいた印刷会社&現場の方々のお陰です。印刷担当していただいたアサヒ精版株式会社様、プリンティングディレクター建一郎さん&手刷りオフセット印刷の職人さん&多くの工場の方々、ありがとうございました!(*^^*)
今回制作のご縁をいただけました写真家の山畑俊樹様、そして出版社の株式会社芸術新聞社の下川様、最善の形で皆さんを繋いでくださり感謝しております。ありがとうございました!!
ひとりでも多くの方々に細田さんの素朴で嫋やかな世界観を楽しんでいただければ嬉しいです。
〈Special Thanks : 後藤さん、ご縁に感謝(*^^*)〉