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ゴルフで悩んでる方へ。⛳️
本来のゴルフレッスンとは??
僕は今のレッスンのあり方に前から疑問を感じていた。
レッスンプロという仕事が生まれたのは、
お客様様の課題を解決するためにできたはずなのに、現在は課題解決があまりできているとは言えないからだ。
なぜそう言えるのか?
このポイントはいくつかある。
1つ目は、ビジネスモデル視点で、卒業制ではないという点。
本来、解決できたら卒業したっていいはずなのに、卒業されてしまうと収入が減るというビジネスモデルのため、継続的に通ってもらわないと、レッスンプロの収入が減ってしまう点。
→解決策(案)
これは、途中から何に対してお金を払っているのか?が変わった(情報→人)ので、卒業後でも、
継続的に関われる機会を提供してあげることで収入につながり解決可能に。(情報提供から信頼関係へ)それは、今でいうところの、
⚫︎オンラインサロンや⚫︎ファンクラブである。
昔は、レッスン需要が多くあったかも知れないが、
今は供給過多(ゴルファー人口は減少しているのに、毎年レッスンプロは増え続けているため)になりつつある。
また、ゴルファー人口増えてると感じる方もいると思いますが、人口ピラミッドを見てもわかるように、既存ゴルファーの平均年齢はとても高く、ゴルフ場を支えてる世代の多くはご高齢の方なのだ。
なので、あと数十年後には一気に減る可能性がある。
定年後にゴルフを再開される方や、新卒や若手が仕事の関係で始める機会は、毎年一定数あるので、
周りでゴルファー増えてるという錯覚に陥るのですが、それはそういうタイミングなだけ。
そこから考えなくてはいけないのは、
ゴルフに興味のある潜在顧客(約1600万人いると言われている)への先行投資と、ゴルフ業界の持続可能性を創り出すことだ。(ゴルフ場の経営もとても大変。単価は全盛期より大きく下がり、1日の収容人数は決まっているので、収入が減る一方。しかし、維持費はかかってくるという状況でとても苦しい。)
そもそも持続可能性が低いのは、
ゴルフを始めるきっかけが日本は、自主的ではなく、仕事で半強制的にやらされている文化やイメージがあるからだ。
始めるきっかけが、悪い印象だと辞める人、
離れていく人が多いのも当然。
これだけの娯楽がありなぜ楽しいと感じられないゴルフが選ばれるのか?を考えなくてはならない。
だからこそ、楽しいと思えるきっかけづくりを若者に対して作っていくのが、最優先で必要なことだと思う。
(業界全体で、国民のゴルフに対する熱量を上げていく取り組み等ができたらとても望ましい。)
現に、2002年の1370万人をピークにどんどん下がっていて、今は約670万人と言われてる。
ちなみに、ゴルフ場の数は、2150コースほどで、アメリカ、カナダに次ぐ第3位だ。(国土の差を考えると恐ろしい数のゴルフ場が日本の中にある)
2つ目は、
レッスンプロは、結果に対しての行動改善のノウハウの教育しか受けてないので、本質的な課題を発見し、解決に導くことができていない点。
先程、卒業制の話をしましたが、
レッスンプロ側に、卒業させられるだけのスキルがない場合が多いのです。
これを話す前に、僕が疑問に思っているレッスンとは、ティーチングのこと。(伝えて終わり)
学校に例えると、みんな同じ授業を受けてるのに、みんな点数違いますよね。
要するに、ティーチングだけでは、100点は取れなくて、自分の努力が必要不可欠であると言うこと。
それと、ゴルフは右脳も左脳も使わなくてはいけないので、ロジックだけで固めても基本うまく行かない。
なので、情報だけを詰め込みたいのであれば、YouTubeのコンテンツの方が圧倒的に質が高く、
しかも無料だ。(ほんとすごい時代だ)
まさにティーチングだけでは、
上手くなれない時代がきている。
では、本質的に課題を解決するためには何が必要なのか?
私が思うのは、その人の中にあるモヤモヤした気持ちを発見する。ことだと思う。(問いを立てる力)
例えば、
〇〇を修正したいんだよね。
どうしてそう思いましたか?
それができるようになると、その後はどうなるとお考えですか?
本当にそれやりたいことでしたか?
この質問だけ見ると、嫌味にも聞こえてしまうが、
それを言語化できた時に、本気で取り組める課題が見つかったりもするし、スッキリしたりする。
やるべきことが明確になり、お互いが同じ方向を向いて進んでいける。
そういう目に見えない感情の部分を私のレッスンでは、たくさん汲み取れるよう、多くの質問を投げかける。
そうすることで、たくさんの言語が生まれ、
その人の中に眠っていた感覚に言葉がつく。
それで、相手に伝えられるようにもなる。
ゴルフは感覚的なものなので、言語化は難しいが、なんとなくでも言葉にするってことがとても重要。
さらにとてつもなく重要なことがある。
それは、結果は人間にコントロールできないということ。
人間にできることは、行動(スイング)にいたるまでのプロセスだ。
それを要素分解してみた。
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皆さん、これをみてどう思うだろうか?
何が足りない要素があればぜひ教えて欲しい。
これは、ゴルフにおけるスイングパフォーマンス(スイングのみであり結果がいいとは限らない)に関わる必要不可欠な要素(変数も込み)を言語化したものだ。
まず、なぜ今のレッスンでは、課題解決ができないのか?また同じミスが起きるのか?
それは、この表でいうところの、
結果
↑
行動
のところだけを改善しようとしているからだ。
この間には、人がコントロールできないものが存在しているのにも関わらず、その結果をみて、もっとこうしたい!なんでそうなるの?と悩んでいること自体が自分を苦しめている。
だからこそ、結果にとらわれず
それまでに自分ができること全てをやること。
ボールを打つまでの言動がとても大切なのだ。
長年のレッスンを通して、僕はそれに気づくことができ、ゴルフスイングをするまでに自分が行った意思決定プロセスと、パフォーマンスに関わる大切な要素を言語化してみた。
これを表にできたことで、
たくさんの方が卒業していった。
僕はとても嬉しかったし、なにより自信がついた。
ある人は、出会って2ヶ月で飛距離が伸び、
コースマネジメントが変わり、80代前半で回れるようになったと。
レッスン月2回くらいで、スイングのことは1回くらいしか伝えてなく、ほとんどの時間をボールを打つ前の思考パターンとミスした時の言動の分析をしていた。
たったそれだけかも知れないが、
その方のパフォーマンスを引き出すためには最高の手段だった。
僕は、お客様に、
「コーチ今までありがとね!もう自分でなんとかなりそうです!」と言ってもらうことがとっても嬉しい。
あぁ、人のために尽くせるって幸せだなって感じる瞬間でもある。
これからもそうした、
お客様のパフォーマンスを引き出すレッスンをしていきたいと思う。
話がずれたので元に戻そう。
ここからがとても大切な要素。
行動
↑
思考(そのためにどうする)
↑
欲望(飛ばしたい、入れたい)
↑
無意識(景色や風、前後の出来事や会話)
↑
準備(マネジメント、ストレッチや朝の練習)
↑
生活習慣(姿勢や食事、思考パターン)
がある。
まず、なぜミスしたのかを、
この順番に考えると、どこかにスイングが悪くなってしまった感情的な原因が隠れている。
そこから見えてくるのは、ミスした時、ナイスショットした時の、
捉え方のパターンや言動のパターンだ。
そもそも。
ミスかどうかを決めるのも自分の捉え方次第。
要するに、ミスしたのは、
スイングのせいではないのだ。
ミスだと自ら決めたからミスになる。
そしてそれが起きた原因を、意思決定までのプロセスをたどって言語化することで見えてくる思考パターンがある。
なので、結果に対する行動の改善のみレッスンでは、その場しのぎにしかならず、いつまで経っても同じミスを繰り返し、それを克服することもできず、ゴルフは難しいと悩み、またレッスンに通い、同じことを言われ、もっと練習しろ!考えろ!と言われる。
こういったゴルフの負のサイクル(スイングに原因がない場合もあるのに、スイングのせいだと思い込んでずっとスイングを修正しようとしてしまうサイクル)に陥ってしまう。
また、練習すればするだけ身体にも負担がかかるためパフォーマンスが落ちたりもする。
それを抜け出し、
課題解決に向けて前進するためにも、
スイングが悪くなった時、それまでの言動や意思決定プロセスを探るのが、本質的な課題の解決になるのである。(それ以外にも、睡眠時間や食べたもの、着ている服の色、まとってる香りなども要素としてある)
ただ、それをできているレッスンプロは非常に少ないと考えている。
先程もお話ししたように、このようなレッスンになるためには、
1点目のレッスンのビジネスモデル問題の解決することも重要であると思う。
卒業してしまうと、単純に収入が減るから辞めてもらうと困るのだ。
そして、今は供給過多なので、新規のお客様を見つけるのも難しいこの時代ではなおさらだ。
なので、レッスンのビジネスモデルを
卒業制にして、その後関係を持ちたい場合は
オンラインサロンやファンクラブというコミュニティという形でお金をいただける導線を用意してあげる。
ということが進んでいけば、
本来あるべきレッスンの姿に戻るのではないかと思う。
他にも、問題があるとしたら、途中でもお話ししたように、ゴルフに触れるきっかけが日本は強制的というか、ネガティブすぎるので、
それもなんとかしたい。
そもそもいきなり練習場でボールを打つなんてことはハードルが高すぎる。
なので、パターやアプローチから触れられる場所を作ることも急務である。
とにかく、日本独自のゴルフ文化も終わりに近づいてきたというか、
若い世代が新しいゴルフ文化を創る時代が来ていることには間違いはない。
あともう1つ思うことがある。
レッスンを受けたいと思う側のリテラシーもアップデートだ。
いきなり、上手くなりたいならレッスンに通う!でもいいが、その前に!
何の為に?どのくらいの期間通うの?なども決めてみてほしい。
もっと掘り下げると、
自分には、ティーチングが必要なのか?
コーチングなのか?
目標は、スコアを縮めたい!なのか?
飛距離を伸ばしたい!なのか?
それによって、手段もスキルも変わってくる。
もしYouTubeで事足りるのであれば、
その浮いたお金をコースでの練習に当てた方がよっぽど成長できる。
なので、それを踏まえた上で、
どんなプロに習えばいいのか?
そもそもレッスンが必要なのか?
を判断して欲しい。
本来、プロもそれぞれ得意分野がある。
僕は、コーチングとパターが専門だ。
なので、飛距離のことを求められても正直困るし、
それは飛ばす人に聞いた方が間違いなくいい。
誰に聞くかはとても大切だと思う。
それもレッスンを受ける側が判断して欲しいが、
この時代にレッスンプロの情報をお客様の手の届く形で置いていないので、ちょっと酷すぎる。
本当にお客様のことを考えるのであれば、
何ができて、何ができない。とオープンにするべきだと思う。
そしたら、お客様も選びやすくなるし、ミスマッチは起こりづらくなり、お客様の満足度も上がると思う。
それを見てお客様がレッスンを受ける受けないを判断する時代になって欲しいと心の底から思うし、
そうできるキッカケをつくりたいと思っている。
そのために今僕ができることは、
こうやって発信して、行動することだ。
必ず変われると信じてこれからも
ゴルフ業界に向き合っていきたい。
(※もちろんティーチングでたくさんの方の課題解決をされてる方もいるし、それぞれの人が自分なりのロジックを持っているので、これが全てではないし、他のやり方を否定したいわけではない。ただ、そうではないプロが大多数いることを知って欲しかったのだ。レッスンもビジネスである以上、お客様の数が現状生きていく上では命なのだから。)
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