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1日目〜北海道ツーリング2022

8月13日午前4時。
船は定刻通りに小樽港に到着した。バイクの下船は車の後なので、下船開始から30分程度遅れるのは普通のこと。大人しく案内があるまで準備を整えて待つ。慌てて車両甲板に降りても排ガスをたっぷり吸わされるだけで何も嬉しくはない。

1日目のルート

早朝に着くのが新潟ー小樽便の良い所。到着した日から存分に走ることができる。

1日目のルート

時間が早いのでさっぽろ湖を経由して支笏湖畔から千歳〜鵡川あたりを回って富良野へ向かうことにする。
15時ごろに野営地に着ければ良いので、時間的には余裕がある。

朝里川ループ橋を越えて

小樽市内からさっぽろ湖へ向かう場合、朝里川温泉沿いに移動することになる。

朝里川ループ橋。でかい。

朝が早いこともあり、ほとんど車のいない道を黙々と走っていく。少し肌寒い。

支笏湖畔から千歳へ

ポロピナイ園地

そのままだらだらと走っていくと、支笏湖畔のポロピナイ園地に着いた。
どんよりと曇っていたので、残念ながら支笏ブルーは拝めなかったが、雨が降っていないだけマシと思うのが健全だろう。
ここでもまだまだ時間が早い状態。自販機で飲み物を買い、少し休憩をしてから千歳市内に向けて移動することにした。千歳方面にした理由は

  • 苫小牧に用事がない

  • 雨雲レーダーで見る限りどうも降りそう

という程度。
できるだけ雨には降られたくはないので、予定がなければルートは柔軟に変更するのがいつものパターンだ。

厚内ダムをチラ見

厚内ダム、という比較的最近できたダムがあるとツーリングマップルに記載があった。
そこから樹海ロード方面に抜けられそうな気もするのだが…。ダメ元でトライしてみたが、やはり通行止め。

ダムから先は通行止め

幌内宇隆林道を走る

諦めて引き返し、近くにあるという幌内宇隆林道の入り口を探す。
民家に間違えて入りそうになったが、無事に林道に入ることができた。

よくしまった路面
林道のてっぺんあたりにて

北海道の林道全般に言えることだが、林業や農業関係者が通行することが内地よりも多いようで、基本的に走りやすいことが多い。
この林道も路面が締まっていて、フル積載のセローでも難なく走行できた。大型アドベンチャーでも余裕だろう。

空に延びる線路に銀河鉄道を想う

富内線という廃線跡がある。
今でも駅舎が保存されている廃線跡だが、そのうちの富内駅には「空に延びる線路」というものがあるそうだ。
空に延びる線路といえば「銀河鉄道999」あるいは「銀河鉄道物語」ではなかろうか。

旧富内駅よく整備されている
空へ延びる線路
どうしてこういう作りにしたのか

なぜ当時の人は空に向けて線路を敷いたのか…。
この線路を本当に銀河鉄道が走らないものかと妄想をひとしきりしたあと、富良野方面に向けて移動を再開した。

吹上温泉保養センター白銀荘

「サ旅」がテーマである今年の北海道ツーリング。
1日目の目的地は上富良野町にある「吹上温泉保養センター白銀荘」と決めていた。

ここは宿泊施設でもあるけれど、真横にキャンプ場があるので設営後に歩いて温泉に入ることができる。街中からかなり遠いことを除けば、とても良い場所だ。

白銀荘前キャンプ場
キャンプ場から眺める夕日

とりあえず設営完了

白銀荘の受付で利用申込みを済ませ、手早く設営を済ませる。
ここに来るまでも何度かにわか雨に降られてきたので、夜間早朝の雨対策をしておく。

テントの上にタープを張る

とりあえずこれでひと安心だ。
十勝岳にぶつかった雲がまた雨を降らせないとは限らない。油断は禁物だ。

空模様が怪しい

記念すべき道内1サウナ目!

さて、白銀荘のサウナは評価が高いことで有名だ。
特集記事でも取り上げられることがある施設で、

  • セルフロウリュサウナ

  • キレのある水風呂

  • 質の良い温泉

  • 良心的な価格

というように評価ポイントが多い。
サウナに入らなくても温泉だけでも十分に満足できるだろう。あつ湯とぬる湯も揃っている。

白銀荘の看板
いざ入湯!

当日は多少混んではいたが、少し待てば入れる程度だったので、都内の混雑に比べれば大したことはない。
夕暮れ時に温泉とサウナを堪能し、1日目の夜は更けていった。

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