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あくびが出るのは調子がいい証拠!【コロナ後遺症日記12/20】

(年末に投稿しそこなっていた分です。)
ここ数日は、現在休職している職場のボスにお願い事をしないといけない状況で、それがとてもストレスになっている。
お願い事というのは、ある3ページほどの書類を私の為に記入してもらうことなのだが、長期に休職していることにどこかで罪悪感と負い目があって、現在役に立てていない自分のために時間をかけてもらうことに対して心苦しく感じてしまう。
もう既に迷惑をかけているのにさらに迷惑をかけてしまっていいのかとか、仕事に戻れるのかもわからない人に対してこんな書類を作成する手間なんてかけてくれるのだろうかなど、一人でグルグル考え始めると、ほんとドロドロ沼に落ちてしまう。

でも、いいことも!今日は久しぶりにあくびが出た!
コロナ後遺症になって、昼夜問わず睡眠障害に悩まされている。
寝付きが悪いし、どうにか薬を使って寝たとしても、結局1時間半おきに起きてしまう。かれこれ2月からまともに寝れた日はほとんどなく、そんな生活約10ヶ月続いてるはずなのに、全く眠くならない!
睡眠をモニターするスマホのアプリをつけているけれど、本来なら、レム睡眠ノンレム睡眠が交互に来るはずが、レム睡眠に至る代わりに起きてしまっている。

そして、気がついたことが、あくびを一切しなくなったこと。
睡眠不足の時に出るあくびも自律神経による無意識の体の反応だから、自律神経失調症が病気の本態のコロナ後遺症で、あくびが出ないというのは、理屈が通るけど、最近までそれに気が付かなかった。

最初に、それに気がついたのは、鍼治療に通い始めた時。
鍼治療を受けた帰り道、急にあくびが出た。
あくびとともに、妙に肩の力が抜けたのも覚えている。
それで、あれ??、覚えている限りあくびをしていないんじゃないかなと。
調べてみると…。

あくびの生理学

基本的に、あくびの第一の役割は”覚醒をさせること”。
もう一つの意義が”警鐘”。疲労や眠気がたまったり、ある種の循環器疾患や脳疾患でもあくびが多く出ることが知られています。

最近の研究では、このあくびをおこす脳の中枢が、視床下部室傍核ということがわかったそうです。
そう、この視床下部が、まさしく自律神経を司る脳の部位。
この視床下部室傍核は、ストレスと関係するホルモンを司る部位であるとの言われます。
基本的には、あくびは副交感神経が優位の時に出やすいと言われています。要はリラックスさせる方向にするのに出やすいようです。
コロナ後遺症の病態は、自律神経失調で、眠れなかったり、息苦しくなったり、私自身は副交感神経が働きづらいようなので、こうやってあくびが出ない状態が続いていたというのも納得だなあと思いました。

コロナ後遺症がわかったばかりの頃は、多彩に出てくる症状一つ一つが突拍子もなくてなんなんだろうと思ったりもしましたが、このように一つ一つ丁寧に体の生理学的に何が起こっているのか考えてみると、説明がつくことが多く、それもそもそも、自律神経で調整されている機能は普段無意識にされているだけに、なくなって初めて、おかしいなと思うわけで。
本当、人間の体の仕組みって不思議で良くできていると思います。

あくびは、無意識な生理現象と言われつつ、自分で意識して出せるようにもなるようです。
副交感神経をゆるめる作用として、あくびを自分でわざわざ頑張って出すように、そして体や緊張している筋肉をゆるめるように利用してみるのもありなのかなと、このNoteに書こうと思って調べたら、案の定、簡単なリラクゼーションテクニックとして紹介されているサイトがちらほらありました。
呼吸法やストレッチなどと組み合わせてリラクゼーションを促すものです。
あえて、あくびしてみる。私も今度試してみます!


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