コーチングとは何か?【図解有】
記事に目を留めて頂きありがとうございます。
かんじゃです。
❶成長と進化をともに創り出すコーチ
❷M&Aアドバイザリー(金融機関に勤務)
の2つの仕事をしています。
コーチとして活動してから、「そもそもコーチングってなに?」と聞かれることが多いので、今回はそのご説明ができたらと思います。
では、早速いきましょう。
コーチングとはなにか?
まずは定義から
”コーチが対話によりクライアントから気づきを引き出し、持てる力を最大限に発揮して、行動を起こすことができるようにサポートすること”
です。
ちょっと長めですね、、
すごく簡単に言うと
”自発的な行動を促すコミュニケーション”
です。
自発的な行動を促すとは?
コーチは、クライアントに対してさまざまな質問をします。クライアントは考えた答えを口に出します。コーチはその答えを聴き、さらに質問します。
これを続けると、クライアントの頭の中が徐々に整理されていきます。
また、話した内容をクライアント自身が耳で聴くことによって気づきを得られ、どのような行動をとるべきか具体的になっていきます。
※コーチングセッション:コーチとクライアントが任意のテーマで話す時間
コーチングは1対1の対話により行います。簡略化したものですが、会話の展開は以下のようなイメージとなります。
原則として、コーチがクライアントに答えを教えることはしません。
コーチは、クライアントが持っている可能性を信じ、”答えは必ずクライアント自身が持っている”という考えに立っています。
この点、コンサルティングやティーチングとは真逆のアプローチをしていくといえそうです。
コーチングで話すテーマ
仕事やプライベートに限らず、多種多様なテーマについて対応することができます。
コーチによっても得意分野は異なりますので、テーマにあったコーチを選択するとより効果的です。
▼テーマの例
・転職や起業をするか迷っている
・仕事で成果が出ず悩んでいる
・職場での人間関係で悩んでいる
・スキルを向上させたい
・今後の人生をどう過ごせばよいか考えたい
・恋人とのコミュニケーションを改善したい
・家族との関係を改善したい
コーチングの効果はクライアントの意志や行動に委ねられています(詳細は後述します)。
したがって、クライアントが心の底から取り組みたいことをテーマにする方が良いです。
クライアントにもたらせれる効果とメリット
◆クライアントにもたらされる効果
(1)目標とその達成イメージが明確になる
「達成したい目標は何か?」、「どうなれば目標を達成したことになるのか?」など、コーチから質問を受けることにより、頭の中で鮮明にイメージできる状態にすることで、目標を達成しやすい状態を創り出します。
(2)目標達成に向けての意識の集中を継続することができる
クライアントが行動を起こし成功体験を得たら、コーチと共有することでクライアントはさらに自信が深めます。
うまくいかなかった場合も、その理由や学んだことをコーチと共有することで、行動を続けることができます。
(3)自己実現のために何をすべきか毎回具体的になるため行動が促される
コーチは、クライアントの行動に対し、細かい単位(1週間・1日等)にまで落とし込む質問をします。
その結果、行動がより具体的になり、着実な一歩を踏み出していくことができます。
(4)心身のストレスが軽減される
コーチはクライアントの話に傾聴し、クライアントが普段感じていること、思っていることを安心して話せる環境を築きます。
(5)怠け心を克服することができる
ひとりだとどうしても行動が続かないことってありますよね、、、
クライアントは、自分が決めた行動に対しコーチにコミットします。
その約束を守ろうという気持ちが行動につながります。
(6)安心感を得られる
コーチはクライアントの感情を最大限に尊重し、それが本当にやりたいことなのか常に確認しながら進めるため、自分が受け入れられている安心感を得ることができます。
◆コーチングを受けるメリット
前述の通りコーチングを受けると、クライアント思考が整理され、気づきを得られ、行動が変容します。
その結果、コーチングを受けない場合と比較すると
・目標達成や課題解決に要する時間が短縮される
・達成度のレベルが上がる
これがコーチングを受ける最大のメリットといえます。
コーチとクライアントの信頼関係
コーチングにおいて非常に重要なポイント。
信頼関係のないクライアントとの間では、コーチングは機能しません。なぜなら人は信頼しない相手には心を開かず、本音で話すことはないからです。
お互いが信頼し合い、コーチングをより効果的なものにするために、コーチとクライアントそれぞれが以下のような責任を果たす必要があります。
▼コーチの責任
・クライアントが安心して話ができるように配慮する(クライアントの守秘義務を守る)
・クライアントの言葉に耳を傾け、存在を認め受け止める(クライアントの可能性を信じる)
▼クライアントの責任
・コーチングの効果は、最終的には自分の意志と行動で決まると心得、コーチとともに決めた行動を起こす
このことからコーチとクライアントは上下関係になく、互いに刺激を与え合う”協働関係”にあります。
コーチが上の立場、クライアントが下の立場になることはありません。逆も然りです。
コーチは、100%クライアントの味方であり最大の理解者・支援者であるとともに、クライアントを人間として尊重し、ともに目標達成を目指すパートナーとも言えるのです。
コーチとクライアントの協働関係
1回のコーチングセッションにおいて、クライアントがすべてを話し、目標達成するというのは不可能です。
コーチングセッション → クライアントの行動 → コーチングセッション → クライアントの行動 → ・・・
これを繰り返していくことで徐々に目標達成や課題解決に近づいていきます。
したがってコーチとクライアントの協働関係は長期にわたって続いていきます。
さいごに
僕自身、クライアントとしてコーチングを受けたことをきっかけにコーチングの素晴らしさを知りました。
みなさんもぜひ一度体感してみて下さい。
今回も読んでいただきありがとうございました。
かんじゃ
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