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(2023年9月)Kindle Unlimitedのお勧め本


はじめに

私は年に数か月くらいKindle Unlimitedに登録して、普段であれば読まないような小説に手を出しています。
そんな中、今回は個人的に大当たりの月だったので、特に面白かった本を何冊かご紹介したいと思います。
ただし、Unlimitedの本は毎月入れ替わるので、以下に紹介する本がいつまでUnlimitedの対象なのかは分かりません。なお、アマゾンへのリンクは貼りませんので、ご興味のある方は、著者名とタイトルで検索してください。

津谷一「結界」上巻/下巻の2冊

この小説は本当に面白かったです。最初の章を読んだが最後、もう止められません。フィクションとはなっていますが、現実の日本が直面している状況をついつい連想させます。とにかくお勧めです。
直木賞とか受賞していてもおかしくないと思います。

この本はダイレクト出版という聞きなれない出版社から発行されているのですが、ここはとてもユニークな出版社のようで、ビジネスや経済に関する専門書籍を独自の流通で販売しているようです。

香住泰「幸せジャンクション ─キャンピングカーが運んだ小さな奇跡」

読後感がとても清々しく、楽しい読書の時間を過ごせます。
私は小説が大好きですが、殺人事件の推理がしたいわけではなく、物語そのものを楽しみたいというタイプなので、このような小説は大好きです。
いささかイベントが出来すぎのような気もしますが、フィクションなんですから、これくらいはいいでしょう。現実は嫌なことばっかりなんですからね。

香住泰「稲荷山誠造 明日は晴れか」(本のサナギ賞受賞作)

上記の幸せジャンクションがとても面白かったので、同じ著者の作品を続けて読んでみました。あらすじを読んだ感じではあまり興味を惹かれなかったのですが、実際に読み始めるとあまりに面白くて、時間を忘れて読みふけってしまいました。いわゆるドタバタ劇の部類ですが、ここまで話が大きくなっていくとは思いませんでした。それにしても、主人公の稲荷山誠造のエネルギーというかバイタリティには本当に脱帽してしまいますね。私はまだ50代ですが、こんなエネルギーはもうありませんよ。羨ましいです。(笑)

森沢明夫「ライアの祈り」

こちらもあらすじを読んだ感じはそれほど興味がなかったのですが、読み始めるともう止まりません。本当に面白いです。縄文時代というのはかなり特異な時代だったようで、穏やかで平和な期間がなんと1万年も続いたそうです。
物語の構成は現代と縄文時代の様子が交互に出てくるのですが、どんどんストーリーにのめり込んでしまいますよ。

おわりに

ここ数年、テレビが本当につまらなくなってしまいました。
ニュース番組なんて、事件やら事故やら自然災害やら、見ていて嫌な気持ちになるばかりですし、バラエティー、ドラマ、音楽番組などは、どこを見てもジャニーズだらけで、本当にうんざりしています。
19時からの番組では、お約束のように、業務スーパー、コストコ、ダイソー、無印良品、イオンなどの宣伝企画が毎週のようにローテーションで垂れ流されています。
「安ーい!、美味しい!、超便利!」などと言わされているタレントが気の毒になります。

そんな状況の中で自然と読書の時間が増えていきました。
有意義で楽しい時間を過ごしたいのであれば、読書やゲームでもしていた方がよほどマシです。
なんか最後はテレビへの不満をぶちまけてしまいました。(^_^;

それでは、みなさんも楽しい読書の時間をお過ごしください!


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