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『ブランドを作る』必要な最低限の背景

前回ブランドを作るに関して、簡単に質問にお答えしました。
よければそちらも見てみてください。簡単に言いますと素人でもブランドは作れますか⇒作れますという話をしました。

今回はいざブランドを作る際に必要なもの・人・設備などを書いておきます。私の場合は一人で「小売」というスタイルを取っていますので、それを元に一例ではありますが参考になれば幸いです。

デザイナー・パタンナー・生地・資材一連・縫製できる人(工場など)・仕上げ出来る人(ブレス屋など)・売り場(実店舗やネットショップなど)
※あとは経理事務作業やそれに伴う納品書や判子などもありますが、そこは何をやるにせよ必要なので割愛します(ですがあたりまえに重要なものですよ)

一つずつ簡単に説明します

①デザイナー・・・デザインを考える人。できるだけ自分自身または、自社内にて対応して欲しいです。ここでオリジナリティ出さないとブランドの価値が大きく変わります

②パタンナー・・・デザインを型紙に落とし込み縫製するひとや裁断する人の設計図をつくる人です。ここは専門知識が必要で専用の機器も必要ですので、パターンを引けるのが本人であったり社内の人であれば大助かりです(費用的にも)が手書きと機械(CAD)ではゆくゆくの生産時に良し悪しでてきますのでCADで工業パターンを引ける人を確保しておきたいところです。

③生地・・・小売店でも、問屋さんでも買えます。資金力やブランド力がつくと生地メーカーから直接買うこともできますが、結構な数量を買わない限りメーカーで買うメリットは少ないです。問屋さんを味方につけていくことをオススメします。

④資材一連・・・こちらも小売店でも変えますが生地同様、問屋さんを味方に付けておきましょう。できるだけ幅広く何でも手配できるところが良いです(芯やボタン・ファスナーなど)

⑤縫製できる人(工場)・・・自身や自社で縫える場合はそれで対応もありです。ただ数量が動き出すときを見越すのであれば、他社や工場と関係を築く意味でも外注も視野に入れてください。社内では他にやるべきことが沢山あります。縫製はプロに任せることは後々助けになります。
いまはネット上でのマッチングシステムもあります。良し悪しありますが出来るだけ工場は1件でいいので直接依頼してみてください。プラスになることは大きいはずです。

⑥仕上げできる人(プレス屋)・・・上記縫製工場と同じです。こちらも1件でいいのでプレス屋さんとの関係は持っておくといいです。

⑦売り場・・・実店舗はリスクがかなり高いです。よほどの好条件の物件や、郊外でないかぎりは最初からもつのはやめておきましょう。自宅を売り場にもできるなどはアリだと思います。最初から資金力を確保して大展開する場合でないならデメリットが大きすぎます。いまですと売上に対して手数料を取るだけのネットショップ(BASEやミンネなど)もありますので、そういうローリスクのところからスタートをオススメします。

これだけを揃えておけばブランドとして小売をスタートすること、多少の量産を考えての安定した生産背景での継続をすることは可能になります(あたりまえに資金は必要です)。

今回は小売としての例で書きました。卸を考えている方は全く別と考えてください。必要なものは大差ないですが必要な初期費用の桁が変わるのと、単価の設定による難易度が跳ね上がります。
このあたりは追々…。

では今回はこのあたりで。では、また。

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