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映画:ジョンウィック:コンセクエンス

いよいよやってきた、ガンアクションの金字塔と言っても間違いではないジョン・ウィック、チャプター4「コンセクエンス」。

思い返せば一作目は、2014年と9年も遡ることに。

ご存知の方も多いと思いますが、最初は愛妻が遺してくれた可愛い犬を殺したロシアマフィアに復讐するという話。それからのトリガーで敵が増え続け、どんどんと後戻りのできない道を突き進んでいくジョン・ウィック。

弾丸をスーツで防ぎ、ヘッドショットを受けることなく、着々と相手を仕留めていくジョン・ウィックのアクションはどう見てもやりすぎだとも思えるが、ジョン・ウィックを追いかけてきたファンからすると、「それが良い」のである。

感覚でいうとジョジョに近いものがある、死闘を繰り返し、戦いのたびに死ぬだろというラインの際まで行くのに、そのシーンの区切りがつくとある程度回復していて、またバリバリのアクションをこなしていく。

もう一度言う、これだからジョン・ウィックはいいのだ。

何度撃たれ、何度落とされ、何度殴られ、何度死にかけようが、最後にはしっかりと敵の頭に銃弾をぶち込む。これがジョン・ウィック映画の美学である。

今作は、裏社会を牛耳っている首席連合の襲撃を生き抜いていくという話。

舞台はニューヨークはもちろん、日本あり、パリありと世界を行ったり来たりする。日本のイメージは相変わらずな感じだが、これもある意味日本人ならではの楽しみでもある。道頓堀のシーンで、あと数秒あれば松岡修造(広告)がハリウッドデビューだったのに!って見ていて思った。たしか記憶している限りだとそれっぽい広告があったような。

今回は新登場のキャラクターのケインやミスター・ノーバディなど、どれも素敵で敵なのかどうなのかを行ったり来たり。ただ、最終的なヴィランのグラモン侯爵はとことんクズ野郎だったので、ここもジョン・ウィック王道素晴らしい。こういった映画のヴィランはクズ野郎に限りますね。

多種多様な武器を使ってひたすら相手を撃ち殺していくジョン・ウィック。中でも天井から映しているような手法で撮られていたドラゴンブレス弾をぶっ放すシーンは楽しすぎて思わず笑ってしまうほど。敵も奪われること考えたらそんな武器持ってっちゃダメよ、と出てきたときに思ったが、やはり見事に奪われて返り討ちにあうのであった。

物語の終着については、情報不足なのもあってかチャプター5で終わると思っていたので、あ、これで終わるんだ、という驚きもありつつも、いやこれまだわからんぞという疑いもありので、なにを信じたらいいかわからない状態に。

なんか噂だとチャプター9までの案はある!っていう話もあるみたいだが、それを撮るかどうかはまた別みたいな話もあるよう。それはそれで見てみたいっちゃ見てみたいけど、やるならもちろんキアヌ・リーブスでお願いしたいところですね。

そして今作、本編約3時間あります。
ただ、観る前は3時間かと覚悟していたものの、観ているとあっという間、それも多種多様なアクションのおかげかもしれないけれど、観ていて退屈する余裕すらなかったとも思える。

マトリックス:レザレクションを見た時、キアヌももう歳をとったなと思ってしまったけれど、あれは単なる役作りであり、バリバリアクションいけるなというのを再認識できた楽しく愉快なエンターテイメント映画でした。

まだ見たことないと言う人はまず1だけを観てみるのも良いかもです。マジでロシアマフィア許せねぇ!!ってなるのをジョン・ウィックがきっちり落とし前とってくれます。

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