◆「読む」というのは広く深い言葉だ。「自然という『この書物は数学的記号で書かれている』といったのはガリレオ・ガリレイだそうだが、人間の住む世界のかなりの部分は、むしろ、辞書のない暗号で書かれているのだ」(佐藤信夫『記号人間』32頁)。いわゆる「世界書物」「世界読書」というテーゼ。

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