みんなと違う自分

みんなと違うと不安になります
自分だけ出来ないと自分がダメなように感じます

でも本当は、みんな違うし、みんな出来ない部分を持っている。
上手に合わせる方法を覚えてしまったから、一見するとみんな同じように見える、みんな同じように出来るように映っているのです。

逆に言えば、違いを隠してきたとも言えます。

なぜそんなに違いを隠してしまったのでしょうか。

人と違うことで悲しくなるからです。
人と違うと、あなた変だよねといじめられる、みんな出来るのになぜできないのと責められる、出来るようにしなさいと強いられる。

まるで、自分がダメなところばかりのように思われる、言われる。

だから、出来るだけみんなと同じ「フリ」をしてきました。

みんなと同じように勉強が出来るように
みんなと同じように運動ができるように
みんなと同じように働けるように
いつも頑張ってきました。

そうしたらいつの間にか
私がいなくなってしまった。

何が好きで
何が得意で
何がしたいんだろう

自分の気持ちがわからなくなってしまったんです。

いじめられないように
責められないように
強いられないように
頑張ってきただけなのに。

私は、私をどこかに置いてきてしまった。
本当の私はどこに行ったのでしょうか。

本当のあなたはいつもあなたの中にいます。
そして今も我慢して悲しんでいます。

本当のあなたで生きられないから。
表に出してもらえないから。

確かに出来ないこともたくさんあります。

仕事が下手、コミュニケーションが不器用、時間通りに出来ない。
あれもこれもやってしまう、勉強が苦手、結果ばかり気にしてしまう。

でもその分出来ることがある。

家事が上手、ものつくりが得意、アドリブで対応できる。
何にでも興味を持てる、体力がある、常に楽しく行動できる。

出来ないこと、不得意なことは
出来る人、得意な人にお願いできればいいのです。

その分

あなたが出来ること、得意なことは
身近な人のために活かしていければいいのです。

違いはあってもいい。
人と違う自分を受け入れて生きていこう。
そうしたら、自然と生きやすくなります。
そうしたら、自然と誰かの役に立てます。