[きょうの映画紹介] ドライブ・アングリー3D(2011)

 ドライブ・アングリー3D(2011)

出演:ニコラス・ケイジ、アンバー・ハード、ウィリアム・フィクナー他

個人的おすすめ度:★★★



 地獄から戻った男の復讐系頭カラッポ(で観始めて頭カラッポで観終われる程度の)映画。GYAOにて視聴。

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 カルト教団に娘の命を奪われてしまった父親の復讐譚。娘と一緒に孫もさらわれたが、孫は後に行われる予定の儀式に使う為に生かされており、その孫をカルト教団から取り戻すのが大筋のストーリー。

 内容が頭カラッポ(で観始めて頭カラッポで観終われる程度)すぎて、ストーリー的な刺激や感情移入は全く無かった。あらすじの説明もこうして端折るぐらい。特筆すべきことが無いんだもん。





 2010年前後からのニコケイ主演作は、この作品のような、「60~70点はあげられるけどそれ以上でもそれ以下でもないし印象にも大して残らない」というものばっかりなんだよね。

 じゃあ質が低くて悪いものなのかって言うと別にそこまでではないし、おもしろくないわけでもないんだけど、「いや~これ観て良かったわ!」って誰かに勧めたくなるほどでもないっていう。

 「これ観た?」って聞かれたら「観た」って言うぐらい。



 この作品は特に、序盤からいくつかある露骨な性描写が、その辺りの「まともに評価したくなくなる雰囲気」みたいなものに拍車をかけていると思う。個人的には全く必要無いと思った。

 まぁこの作品に限らず、露骨なやつは基本的に要らんと思うけどね。自分が映画で観たいのは、誰かわからん女の裸なんかよりも、俳優の演技っぷりやストーリー展開の妙。裸の入り込む余地なんか無いんだよね。





 カルト教団への復讐を企てている父親・主人公役にニコラス・ケイジ、途中のダイナーでたまたま知り合い流れで行動を共にする女性役にアンバー・ハード、主人公をなぜか執拗に追跡する"監査役"役にウィリアム・フィクナー



 この作品唯一まともな評価点とも言える、この"監査役"役のウィリアム・フィクナーの存在感がすごい。ハッキリ言って、主役も食っちゃってる

 これだけキャラが立ってるんだし、この人主役にスピンオフ作品とかドラマシリーズを作ってくれてもおもしろそうな感じするけどね。





 この作品の目立つポイントは本当にウィリアム・フィクナーの存在感ぐらいなんだけど、全体が粗悪だというわけではないし、ストーリーどうこうよりもアクションやカーチェイスに力を入れているのは間違い無いので、その辺りに注目して深く考えず楽しむのが一番だと思いやす。






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