[きょうの映画紹介] 大脱出3(2019)
大脱出3(2019)
出演:シルヴェスター・スタローン、マックス・チャン、デヴォン・サワ他
個人的おすすめ度:★★★☆
スタローン主演、監獄脱出系アクション映画シリーズの第3作。GYAOにて視聴。
・wikipedia
・Filmarks
もはや「脱出」にはあまりこだわらなくなってきているシリーズの第3作。今回も前作同様、何者かに拉致された身内(これが何故かスタローンではない)を救出する為に相手方の基地(というか監獄)に潜入するという、なんだか逆転現象が起きてしまっている気がしないでもない設定。
最初から中にいた人が出ていくのを「脱出」とするならまだしも、自分から中に入っていって人質を救出したら出ていくという、だったら「脱出」じゃなく「救出」じゃねぇかっていう。
まぁ、タイトルはどっちでもいいんだけど。
結局のところ、スタローン映画に求めるもの・期待するものといえば、「エクスペンダブルズ」等と同じで「男臭さ」だと思うのね。逆にそれを求めずに迷い込んで観ちゃった人が酷評してるんだと思うんだけど。
そこについてはまぁ期待通りというか、こちらは「大脱出」なので「エクスペンダブルズ」ほどそちらには特化してないけど、それでもやはりスタローン映画として観たかったものはそこそこ観られたかなと思う。
前作の「大脱出2」がね、スタローンの出番がえらく少なく(右腕が上がらなかったりで体の調子が悪かったのかしら)、「オイオイ、シリーズとして大丈夫なのか、このままやっていけるのか」と思ったもんだけど、「3」でその辺りの不安は払拭されたと思う。
今回、ゲストとして出演していたマックス・チャン。キャラクターの雰囲気もあってスゲーカッコよかったな。上映時間があと15分長ければ彼の背景の描写をもっと細かくやれただろうに、そこはちょっともったいなかったかも。もう少し観たかった。
あと、せっかく彼は「現役スター随一」と言っちゃってもいいぐらい体のキレが良いのに、アクションシーンでのカメラがいつも近すぎて、美しい身のこなしを捉えきれてなかったように思う。もったいない。
スタローンは相変わらずだったかな。70超えててよくもまあ。相棒のデイヴ・バウティスタも良かった。丸太みたいな極太の腕にショットガン担いで現れたら「うおーーキターー!!!」ってそりゃなるよ。
だからまぁ、それぞれの出演俳優とか、スタローン映画とかのファンになら普通におすすめ。80分ちょっとでサクッと観られるし、欲しい要素もちゃんと摂れると思う。