QR3.5の世界。

社会人になってADHDに気づいたタイプ

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社会人になってADHDに気づいたタイプ

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  • しんどかった ADHD

    社会人になってからADHDに気づき、苦しんできた僕が素の経験談を語ります。

最近の記事

しんどかったADHD7 【電話対応編】

これは、ADHD全般的に言えることかどうかはわからないが、 僕は電話対応が下手だ。 どこを間違えるかというと、ポイントは次の通りだ。 1 電話冒頭で相手に会社名・名前を聞けないこれは、単純に聞くのを忘れてしまうときもあるが、電話をとった瞬間に 「ちょっと、聞きたいんだけど・・・」 と気持ちよく話す人に対して、話を遮れないことが原因でもある。 名前を聞かなきゃいけないと思っていても、一気に話していると →聞くのが悪いなぁ →「〇〇についてのお問い合わせですね?」 →「

    • しんどかったADHD6

      ADHDの薬、コンサータが聞いたかどうかは、よく分からなかったものの、 ミスは減った気がした。 (プラシーボ効果のせいかもせいかもしれないが) だが、やはり、普通の人に比べるとミスがでる。 なんか、自分がミスをする確率にについてだけは自信が持てた。 コンサータを服用していると、細かい資料や、興味のない仕事をしている時の イライラというかモヤモヤが減少した気がする。 それまでは、そわそわして1時間1度は席を離れていたところから、 一日のなかでもそんな風に集中力がなくなる回

      • しんどかったADHD5

        病院に行こうとはきめたものの、 それから先、病院を探すのは大変だった。 まず、僕が病院を探そうとしたときに、 きちんと、診断をしてくれる病院は東京の中では案外少ないことが分かった。 加えて、精神医療について人気のある病院は 新規の患者をあまり受け付けておらず、 月初めの決まった時間帯に電話予約を入ればければ、 診察さえしてもらえないことが分かった。 また、某マンガでお世話になっているメンタルクリニックに向かったものの、 病院としての指定を受けていないからか、 ADHD

        • しんどかったADHD4

          現在、僕は会議の担当からも外され、関係会社へと出向させらている。 この職場は、本社と比べると大変に働きやすい環境だ。 本社勤務のころは月に100時間残業も珍しくなくなく、 ずっと働いていた。 もっとも、生産性が低いので、活躍できてはいなかったのだが。 それに対し、今働いている環境では、月の残業が20時間に上ることはほとんどない。 環境としてはすごく働きやすい環境だ。 だが、僕のADHDはとどまるところを知らず、 こんな業務量の少ない環境でさえ、 ミスを連発させてく

        しんどかったADHD7 【電話対応編】

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        • しんどかった ADHD
          6本

        記事

          しんどかったADHD3

          僕が突発性難聴になったすぐ後のこと。 2年目になった僕は課内の新しいプロジェクトに回された。 それまで、一年目が行う課内の調整業務からは早く抜けたいと 言っていたので、希望に叶う移動ではあったものの、 嬉しいかと聞かれれば、悲しかった。 通常、僕のいる職場では、 一年目は上司とともに、課内の取りまとめを行い 2年目も同じポジションで後輩を育てる。 仕事の内容は、課長の予定やプロジェクトの進捗を管理したり、 回ってきた仕事を課内のメンバーに仕上げてもらうようにお願いし、

          しんどかったADHD3

          しんどかったADHD2

          社会人になるまで、正直、自分は割と優秀な人間だと思っていた。 学校の勉強はよくでき、頭がいいと言われていた。 地元は1クラス5人程度の田舎で塾もなかったが、 中学校2年生の頃の頃には独学で3年分の教科書を読み込み、 県の模試では2番とかを取っていた。 高校は地元の進学校、大学もそれなりに名の通った大学に通い、 同期からは「すごいね」と言われるような企業に就職した。 会社で働くというイメージはあまり持てていなかったが、 ゼミ活動やサークルのように過ごしていれば 特段問題

          しんどかったADHD2

          しんどかったADHD

          自分がADHDと診断されたのは、去年の事。 もっとも、2018年に社会人として働き始めたころから、 自分が他人よりもミスが多いことは認識していたが、 正直、最初は特に気にしていなかった。 しかし、学生時代には気づかなかった自分の無能さによって、 徐々に職場での信頼を失っていくことになる。 メールを書くと、誤字脱字に始まり、 宛先アドレスのミス・宛名ミス・添付ファイルの取り違えのコラボ。 間違いを指摘されて修正すると、 また新しいミスを作って、余計に時間をかけさせる。

          しんどかったADHD

          【短編小説】 部活帰り

          ほとほと毎日が嫌になる。 別におかしいことじゃない。そういう時期なのだ。 自分の中の公私が完全に分離していない高校生時代はそういう不安定な時期なのだ。 だから、人間のおぞましい、醜い部分を隠さずに直に相手にぶつけようとする。 毎日目にする、耳にする、からかい、陰口、威圧。周りの世界が黒いインクで汚されながらぐちゃぐちゃになっていく。 神経が図太くなければとてもやっては行けない。普段は気にしない。だってもう慣れているから。でもたまに、あるときふと、逃げ出したくなる。

          【短編小説】 部活帰り