しんどかったADHD4

現在、僕は会議の担当からも外され、関係会社へと出向させらている。

この職場は、本社と比べると大変に働きやすい環境だ。

本社勤務のころは月に100時間残業も珍しくなくなく、
ずっと働いていた。

もっとも、生産性が低いので、活躍できてはいなかったのだが。

それに対し、今働いている環境では、月の残業が20時間に上ることはほとんどない。

環境としてはすごく働きやすい環境だ。

だが、僕のADHDはとどまるところを知らず、
こんな業務量の少ない環境でさえ、
ミスを連発させてくる。

いままでのnoteの中で、ADHDの症状について書いてきたが
実は、この職場に着いてしばらくするまでは、
まだ、自分はここでは通用するだろうとたかをくくっていた。

それは。本社での勤務が激しかったということもあるが、
まだ、自分の中にプライドというか、
この程度の職場なら自分は通用するはずだと
思いたい気持ちがあったのだと思う。

しかし、毎度のことながら、そんなちっぽけな矜持は
まわりからの信頼の喪失によって、ボロボロになっていく。

まかされる仕事はごく簡単なものだ。

「エクセル表からグラフ作っといて」
「パワポのデザインを修正しといて」

「分かりました。」といいながら、作業をすすめ、
確認して、提出完了ー。

と同時に

「これなんだよ?」と上司の声。

「どうしたんですか?」 と聞くと
自分の提出した文書のバージョンが間違っている。

再提出すると、データの数値を間違えている。
総計の分母が揃っていない。
データの合計が100パーセントになっていない。
etc...

これは、本当に絶望だった。

なんというか、それまでも自分が使えないことは分かっていたけど、
「忙しかったから」
「難しいポジションにいるから」
「ミスが多くても他の分野でカバーしよう」

と、心の中どこかで言い訳をしていた。

だが、このときになって、とうとう

「あー、俺って障害者なんだ。」

と自覚した。

その時になって分かったことは,

自分がどんに時間をかけて作った成果物(データ・資料)よりも

一般的な人が時間内に作成する成果物(データ・資料)の方が正確である

ということだった。

それから、僕は病院にいくことに決めた。



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