「ペルソナ」は、理想のお客様?
こんにちは、広げ屋デザイナーの「さや」です(ΦωΦ)
マーケティング用語である「ペルソナ」とは、
「あなたのサービスに集まった一人の“お客様像”」
ペルソナのことを「理想のお客様」と言い換える人もいるんですが、この考え方は、かなり危険です。
広告なんかでもたまに見かけませんか?
「理想のお客様に囲まれて幸せなビジネスをしませんか?」的な。
まるで一つもツライことが起きず、いつも笑顔でいられて、
「おひめさまはいつまでも幸せに暮らしましたとさ」
と言わんばかりの何一つ苦境が訪れない人生が手に入るかのような誘い文句です。
もちろん、「理想のお客様」という言葉を使ったらアウトーー!(ガキ使風)というイジワルな話ではありません(笑)
最初に使われていた意味合いから外れ、「理想のお客様」という響きの良い言葉が独り歩きしてしまったからこそ、「理想のお客様を決める」ということは、ビジネスの妨げになることが多いことに気が付きました。
では、なぜ「理想のお客様なんて決めるべきでない」と私が言うのかをお話しましょう。
理由1、「理想」のあいまい回避
「理想のお客様を決める」という言葉を聞いて、あなたはどんなお客様を思い浮かべたでしょうか?
これは、典型的な失敗パターンなんですが、「理想のお客様」というより「都合のいいお客様」を考えてしまうということがほんとに多いです(;´∀`)
・学習意欲がさかんで……
・言われる前にしっかりと行動してくれて……
・私の言うことを一度で理解するほど賢い。
などなど。
ひとつも手がかからず、先生を盲信し、成果を上げ、「先生のおかげです!」っていう……
それ、なんて宗教?(ΦωΦ)
華麗に突っ込みたくなりますよね。
ペルソナはあくまでもあなたのサービスを受けるモデルの1人。
そのペルソナの設定は、「共感を呼ぶもの」でないと意味がないんです。
ペルソナは、理想のお客様でなく「共感できるお客様設定」と考えることをオススメします(ΦωΦ)
理由2、理想と現実は違う。
さて、仮に「都合のいいお客様」でなくいい感じの「理想のお客様」を設定できたとしても、実際に集まるお客さんは、本当に多種多様のバックグラウンドを持っています。
「すぐ成果を出す人」もいますが、「中々成果が出ない人」もいるでしょう。
イレギュラーなお客さんを対応することもあります。
では、イレギュラーな人は、理想のお客様じゃないの?
設定した「理想」以外の人が集まったら、集客失敗?
こんな「理想のお客様探し」のドツボにはまり、ビジネスがツラそうになっていく方を見てきました。
理想、なんて考えるだけ不毛なんです。
あなたのお客さんには多様性があってフツウで、その一人ひとりがペルソナなんですから。
一人ひとりに合わせて対応できるのは、先生・講師の力量があってこそ。
「理想のお客様」探す前にそんな「理想の先生」になる方が大切だと思いませんか?
私は、そんな先生、インストラクター、講師の皆さんを応援しています。