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入院体験記 1

みなさん、こんばんは!あー☆です。昨日は半年に1回の検診のため、有給を取得して、某県のがんセンターへ行ってきました。

特に異常もなく、次回9月の予約を取って診察を終えました。ホッとする瞬間です。

がんセンターはいわゆる健康診断的な検診は行っていません。がんや腫瘍を治療している、または治療を終えた方々が、診察や定期検査、抗がん剤治療の為に通う病院です。

私も3年前に左足に腫瘍ができ、手術で摘出。2ヶ月間入院したあと、2週間の自宅療養を経て職場復帰しました。

以降毎月、定期検査してきましたが、今は半年に1回通っております。

うちは父方ががん家系で祖父、父、伯母ががんになりました。先生いわく、遺伝的なものもあるとのことです。

私は父が亡くなってすぐに、家族みんなでがん保険に入りました。我が一族の宿命みたいなものを感じましたので、すぐに行動に移しました。

足の違和感

私が初めて足の違和感に気づいたのは、家族で公園に遊びにいき、アスレチックで左足を上げた際にビリビリと電気が走るような痛みを感じたことからでした。ただその時だけ、痛かっただけで、すぐに引いたため、帰宅後は湿布を張るくらいで気にかけることはありませんでした。

それから半年くらい何もなかったのですが、小走りすると大腿骨付近がズキっとするようなります。

筋でも痛めたかなと、足を見てみたら少し腫れがあるような感じでした。

また湿布でも貼るかなと思っていたところ、2週間くらい放置していたら、さらに腫れて痛みも強くなり、歩くのがきつくなったので会社帰りに整形外科に行きました。

紹介状を貰う

先生に見せたところ、腫れとやや熱感があるかなということでレントゲンを取ることになります。

レントゲンを取り、小一時間くらい待って再度呼ばれたので入ると、先生の表情が若干険しくなっています。

先生「◯◯さんね、ここ骨が石灰化されてるのと骨破壊されてるのわかるかな?しっかり見ないと断言はできないが…とりあえず明日会社休めたら市民病院に行ってCTかMRI 撮ってください。紹介状書きますので。」

ちょうど会社の予定も余裕があったので午後休にして市民病院に行き、精密検査することにしました。

市民病院

MRIは予約でいっぱいでとりあえずレントゲンのみ撮って、一旦診察がありました。

画像を見ただけで先生は開口一番、ここでは治療難しいと説明がありました。専門性の高いところで検査しましょう、あまり待つのもよろしくないので至急、紹介状を書きますと。

あまりの展開の早さに面食らい、どこの病院か聞きました。

先生「県立のがんセンターですね。」

私「…。えっ!えぇー!?」

がんセンターは父も伯母もお世話になった病院です。

名医が多いことは分かっていましたが、一抹の不安を感じたので、紹介状は我が母校の大学病院にしてくれと頼みました。

しかし先生は腫瘍の専門である、がんセンターにしたほうが絶対良いと強く推してきました。

「親父、俺を守ってくれ!」覚悟を決めた私は、がんセンターで治療していく方針に同意し紹介状を貰いました。

先生はすぐに予約してくれ、1週間後に診察へ行くこととなりました。まだ家族には言わないでおこうと一人で行くことにしました。

がんセンター初診

平日なのにすごい人です。というのもがんセンターは付き添いの家族も話をきくことが多いので、その分混んでいるのでしょうか。

レントゲンに1時間、診察室に呼ばれるまでさらに1時間半ほど待ち、ようやく名前が呼ばれました。いよいよ主治医と対面です。

優しそうな整形外科部長の先生と少し気難しそうな若い女医がいました。

挨拶はそこそこに親切丁寧に画像をみて、説明してくれます。油断せず悪性と仮定して動きましょうとのことで日を改めてMRIと骨シンチ、生検をやることになりました。

骨シンチは転移がないかを調べる検査で、放射性の薬品を注射して数時間待ち、検査機で全身の骨を投影するものです。

ホネホネロックみたいな画像をみることができます。朝から夕方まで丸1日かかり、次の日に手術室で生検となる為、2泊3日で入院となりました。

MRIはここでもいっぱいでしたが、同じ日に先生がねじ込んでくれました。

検査入院

MRIも骨シンチも生検も初めての経験です。生検は麻酔が結構痛いかもと説明されましたが、やらないと確定できないらしいので諦めて耐えることにします。

嫁さんができたら付き添いしてほしいと病院から依頼があり、生検の日だけ付き添ってくれることになりました。

骨シンチは注射も至って普通で特別痛いといったことはありませんでした。注射したら数時間暇なので病室に戻って寝っ転がっていました。

しかし、入院というのは本当にやることがかい(^-^;窓側の人は景色見て気分転換できるが、私は廊下側だったので壁とカーテンに囲まれた薄暗いベッドで気が滅入りそうでした。

骨シンチも1時間くらい検査室内のベッドで横になって投影されるだけです。ただこの検査かなり高いんですよね。これだけで支払い3万円だったと思います。

次の日は外来が休みの日で、先生方は朝から1日手術で忙しいみたいです。私の生検は手術の合間に入れさせてもらいました。11時に予定通り呼ばれ、看護師と手術室へ歩いて向かいます。

手術センターの扉前で妻と看護師と別れ、扉を開けると手術センターの看護師が待っています。一緒に第7手術室まで歩きます。センター内は両脇に手術室が並んでおり、ほとんど手術中のランプが点灯していました。

第7手術室につくと主治医の若い女医と看護師たちがすでにスタンバイしています。

無機質な部屋でしたが、有線の音楽が流れており、それが返って私は異質に思えました(笑)

狭いベッドに横になり、麻酔が打たれます。これが想像以上に痛い!思わず声が出ました。(泣く大人もいるみたいです(^-^;)

無事細胞?を採取できたらしく1週間程で結果がわかるようでした。

次の日無事退院し、1週間後の外来を予約して帰宅しました。

生検結果

結果としては、良性の骨腫瘍でした。本当に良かった。しかし、骨の変形がひどくなっているのと、痛みがかなり強いため手術して取ることになりました。

骨ごとある程度広範切除し、人工の骨に置換するもので5時間くらいかかるようです。

がんだったら保険から◯◯◯万円もらえるから美味しいななど一瞬考えていましたが、良性とわかると心底ホッとし、がんでなくて良かったなーと改めて思いました。

手術は3週間後ということで、入院日を決めて病院を後にしました。


入院、手術、そして手術後のトラブルとまだ長くなるのでつづきは別投稿に後日書きます(^_^)

ありがとうございました!














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