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逆境と潜在意識

コロナ禍が蔓延する中、私の会社も含め世界中の多くの人や企業が今までに無かった様な逆境の中にもがいています。こういう時は悲観的になりやすいですが、これは人生の節目であり、神に与えられた成長へのレッスンだと捉えて状況を受け入れて、潜在意識を活用し、この逆境を乗り切りましょう。

潜在意識

英国のバートランド・ラッセルという哲学者は20世紀の価値観を塗り替えた最重要発見項目の一つとして、心理学者のフロイトやユングが証明した潜在意識の存在を挙げています。どうしてこれが最重要発見かというと、潜在意識には私達が理性で考えている事を受け入れるとそれを現象として引き起こす特徴があるからだと言うのです。

米国の思想家ジョセフ・マーフィーはフロイトやユングの理論を更に発展させました。潜在意識には善悪の判断や選択する能力がない為、喜びや希望や安心といったプラス感情だけでなく、恐怖や心配等のマイナス感情とも結びつく。その為その人の心の持ち方次第で薬にも毒にもなります。つまり潜在意識には私達が理性で考えている事を受け入れると、それを現実化させます。

この潜在意識の働きははるか昔に仏教でも説かれていました。『三界は唯心の所現』というのがこれです。三界とはこの現実世界の事。唯心とは心で思った事、所現とは現象の事で、現実世界は心で思った事が現れたもの。すなわち『思考は現実化する』と説いたのです。

従って『心の持ち方次第で人生はどんどんよい方向に変えていくことができる。いい事がどんどん起こせるようになる』と言い聞かせ、明るく積極的で建設的な事だけをいつも思い続ける事が大事という事です。

お釈迦様がある時弟子の一人からこんな相談を受けました。『困難や逆境に見舞われた時、どのように対処すればいいのでしょう?』するとお釈迦様はその弟子をまず渓谷へ連れて行き『この川の流れをよく眺めなさい』と言ったそうです。それから今度は大河へ連れて行き『この河の流れもよく眺めなさい』と言った後こう締めくくりました。

『困難や逆境に見舞われた時には、これら川の流れのように生きればいいのだよ』つまり、渓谷の流れはものすごく急で、時には渦を巻きながら、時には岩を飲み込みながら、時には岩に激しくぶつかり水しぶきを上げながら、下流の方へと流れていきます。そして渓谷を過ぎると、流れはだんだん緩やかになり、いずれ穏やかに流れる大河へと注がれます。

人生も同じです。困難や逆境は神によって与えられた成長の為のトレーニングととらえて、決して思考停止にならず、逆らわずに川の流れのように自然の流れに身を任せて生きればいい。そうすればいつか岩もなくなり、大河のように穏やかな人生が送れます。

大事なことは状況が如何にあっても逆境に正面から向き合い、潜在意識に喜びや希望等のプラス感情を注入して決して思考停止にならない事です。そうする事により、私達が本来持っている勝ち組遺伝子が活性化します。『どうしてこんな事になってしまった』という過去や『これからどうなってしまうのだろう?』等未来について悩んでもエネルギーの無駄です。『今』の水の流れや風向きを考慮に入れて、『今』どうするかを考える事が大事です。

今のような逆境に見舞われた時は、このように神の意志に従い、自然の流れに身を任せてしまいましょう。もう全てを天に任せてしまうくらいの気持ちになって、その一方で思考停止にはならずに心を正し、物事を楽観的、建設的に考えるようにしましょう。

こういう時こそ魂の成長を目指して人に愛と善意と喜びを与え続けるように心がけましょう。そのように導かれていると思います。

動画つくりのセミナーが与えられた使命か
  
2020年秋、コロナ禍蔓延により勤務形態やTV放送の役割が大きく変化した。また東京への一極集中から地方分散化など今までの世間の常識がテレワークやユーチューブの一般化に代表されるように情報発信能力の向上が必要となった。この生活革命ともいえる変化に対応する為に人や企業、役所にもこの分野の能力向上が社会全体に求められている。

一方、必要な通信機器のハードウェアやソフトウェアは低価格化が著しく開発速度がとても速い。それに加えて多くの場合携わっているメーカーは中小企業が多くメーカー同士の商品には整合性がない。当然別々のルートで販売されている。そして多くのユーザーは個人事業主だ。私達はこの分野に携わっていて、手助けをする事がユーザーからもメーカーからも求められている。この事実は今まで続けてきたこのアイテムの販売活動から得たものだ。

存在する機器の特徴を広く知り、それらを使って質の高い動画を安価に提供する手助けをするのは販売店の役割だろう。物販だけの店は他にいくつもあり、商品単体の販売は必ずしも世間から求められているものではない。しかし商品を丁寧に説明するのは手間がかかる。これを続けると説明だけ当店で受けて、購入は価格の安い他店に流れても仕方がない。

限られた時間の中ですべき事として動画つくりの研究・開発と広める事を最優先目標とし、物販をこの目標達成の為のサポート手段にすべきと導かれているように感じた。動画つくりの研究開発とこれを広める事にもっと高い価値を認め、活動する事で世間からの正当な評価を受けるのではないか。これが私たちの使命ではないかと感じ始めた。

ネット販売が日本より進んでいる米国で、『ショールーム業』が一つの業種として認められてきているらしい。メーカーにしても商品の特徴や優位性を訴求するには、ユーザーに商品を知ってもらい、同時に使用すべき他社品ともうまく組み合わせる事の手本となるようなショールームと使い方を教える場所の提供は不可欠である。

国内向け販売を目的に始めたショールームで安定した売り上げができるようになったが、大半は楽天やアマゾン経由であった。販売金額の増加に執着しすぎていた。しかも物販作業に忙殺される為このままでは研究開発や拡散による社会貢献の時間が不足する。一方、単なる販売店は他にも多くあり、価格競争はし烈だ。またメー カーには小売価格の統制があり、売上金額の割には利益が出にくい構造になっている。

今までもユーチューブの『動画つくーる』で商品知識や制作ノウハウを広めているが我々の意識は『自分たちの店から買ってほしい』というマネタリー経済に根差していた。Webによる物販の場合価格は他店の情報を反映していなければ販売チャンスはない。つまり売値は仕入価格に関係なく付けなければならない。物販を続けるには我々も従わざるを得ない。

『動画つくーる』やセミナーが更に充実し仕入金額が増えれば、メーカーから広告宣伝費を頂く形にも進むだろう。今は、他店に勝る商品知識と番組制作能力、幅広い人脈を活用する事に更に重点を置き、有料セミナーや教室の開催による社会貢献を目指す。つまり導きの通り、手段と目的を入れ換えてみる戦略を取ってみようと思う。

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