辛い出来事にも感謝する
人生全てが楽しい時間だけになったら、それは退屈な人生になります。雨が降らない世界では雨がやんでビーチに飛び出していく喜びを味わう事はできません。『流れに身を任せる事が出来るのは死んだ魚だけだ』と言います。
死んだ魚ではない私達は流れに逆らって泳ぎ続けなければなりません。瀧やダムに行く手を阻まれる事や急流に翻弄される事もあります。それでも逃げるわけにはいきません。泳ぎ続けなければ流れに飲み込まれてしまいます。
しかし努力は無駄にはなりません。尾ひれや胸びれ、背びれを必死に動かすたびに、私達は強くなります。身体が引き締まり、健康になり、幸せになります。
仕事を辞めるのは男性にとって健康上の大きなリスクになります。実際多くの男性が仕事を引退して僅か数年以内に死亡してしまいます。流れに逆らって泳ぐのをやめると流れに飲み込まれてしまうというのは、こういう事なのでしょう。だから小さい魚である私達は、ただひたすらに泳ぎ続けるべきなのです。
泳ぎ続けていれば、いつか障害にぶつかります。それこそが人生の喜びと思いましょう。つまり『成長のチャンス』と喜ぶべきです。障害にぶつかって人は強くなります。弱くなる事はありません。
人生の戦いに終わりはありませんが、戦いの合間には、しばしの休憩時間があります。その間だけは、しばしの休息ができます。その間だけはほっと一息つき、また次の戦いが始まるまでの時間を楽しむ。それが人生というものです。
お釈迦さんの教え
『困難や逆境に見舞われた時には、川の流れのように生きればいいのだよ』とお釈迦さんは言います。つまり渓谷の流れはものすごく急で、時には渦を巻きながら、時には岩を飲み込みながら、時には岩に激しくぶつかり水しぶきを上げながら、下流の方へと流れていきます。そして渓谷を過ぎると、流れはだんだん緩やかになり、いずれ穏やかに流れる大河へと注がれます。
人生も同じです。困難や逆境は神によって与えられた成長の為のトレーニングだととらえて、決して思考停止にならず、逆らわずに川の流れのように自然の流れに身を任せて生きればいい。そうすればいつか岩もなくなり、大河のように穏やかな人生が送れます。
大事なことは状況が如何にあっても逆境に正面から向き合い、潜在意識に喜びや希望等のプラス感情を注入して決して思考停止にならない事です。そうする事で私達が本来持っている勝ち組遺伝子が活性化します。『どうしてこんな事になってしまった』という過去や『これからどうなってしまうのだろう?』等、未来について悩んでもエネルギーの無駄です。『今』の水の流れや風向きを考慮に入れて、『今』どうするかを考える事が大事です。
逆境に見舞われた時は、このように神の意志に従い、自然の流れに身を任せてしまいましょう。もう全てを天に任せてしまうくらいの気持ちになって、その一方で思考停止にはならずに心を正し、物事を楽観的、建設的に考えるようにしましょう。
こういう時こそ魂の成長を目指して人に愛と善意と喜びを与え続けるように心がけましょう。そのように導かれています。
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