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未来は変えられる

今の自分を創ったのは過去の自分です。過去に自分が何をしてきたかです。自分がどんな種をまいてきたかによって今の自分が在ります。悪い種もあればいい種もあります。色々な種が在りますが今の自分が在るのは過去に蒔いた種の結果です。

仏教で言うところの『善因は善果を生み悪因は悪果を生む』という事です。

今。自分が直面している怒りも同じです。自分が過去に何をしてきたかによって怒るような事態が現れているのです。もっと正確に言うと過去から育んできた自分の価値観によって目の前の事実を不快と捉えているのです。

どんなに嫌な過去であってもどんなに素晴らしい過去であっても過去を変える事はできません。一方変えられるものがあります。それは未来です。未来と自分は変えられます。10年後20年後の未来は何が作っていくのでしょう。それはこれからどんな事をしていくかです。これから蒔く種です。この一瞬から撒き始める種によって変わります。

自分の蒔いた種が芽を出し、咲いた一輪の花が今の自分です。10年後20年後に自分の思った通りの花を咲かせたかったらこれからどんな種を蒔くかによって決まります。

予測力

予測力のある人はミスをしにくい。なぜかと言うとあらかじめ事態を予測しているのであたふたしなくて済むからです。また場合によっては事が起こらない内に処理してしまうので周囲からは何もしていない様にすら見える事もあります。

人が焦るのは自分が思ってもいなかった事態に直面した時です。人は自分の予測の範囲を超えた事が起きるとどうしたらいいか直ぐに分からず焦ってしまいます。ライブドア社長であったホリエモンが『想定内』という言葉をよく使いました。

想定内という事は対処法は既に考えてあるという事です。事前に対処法が分かっていれば、もしそういう事になっても動揺は少ない。この予測力の有無こそが実は実力を引き出す一番の要素と考えます。

予測力はどうしても経験の少ない若い人ほど低くなります。ですから若い人は特にこの『事を機先に見る』という言葉を心に刻むべきです。『聖人は事を機先に見る』

明確なビジョン

ソニーの盛田昭夫さんと松下幸之助さんが同様の事を言っています。『私達の周囲には無数の電波が流れている。だが受信機が無ければ何も聞こえないし、またたとえ受信機があってもアンテナの感度が鈍かったり指向性が狂っていればやはり聞こえない。それと同じで、無数にある情報の中から本当に役立つものを選べるかどうかはその人の頭の受信機の性能次第であり、その受信機チューニングの役割を果たすのが将来に対するビジョンである』

『明確なビジョンを持っていれば必要な情報はアンテナに引っかかるから自然に集まるようになる。ところがビジョンがないとどんなに重要な情報でもそのまま素通りしてしまう』大脳のA10神経によって必要な情報が集められます。

ビジョンを目標に置き換えてもいい。目標には二種類あって、一つは現在の状況を延長して、つまりインテリジェンス的な情報を積み上げて『5年後にはこれ位になりたい』というような目標。また全く別の次元で『それが可能という根拠は何もないけれど、ともかくこのようにしたい』という目標もあります。

寝ても覚めてもその事だけを考えていれば、自然にアンテナの感度が鋭くなり磁石に吸い寄せられる鉄のように必要な情報が集まってきます。

バンジージャンプの撮影

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