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有意注意で抽象思考

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自分の周りで起こっている事を注意深く見ていると様々な法則がある事に気付きます。体験を注意深く見て自分の魂を向上させましょう。
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2021年1月の記事一覧

逆境と潜在意識

コロナ禍が蔓延する中、私の会社も含め世界中の多くの人や企業が今までに無かった様な逆境の中にもがいています。こういう時は悲観的になりやすいですが、これは人生の節目であり、神に与えられた成長へのレッスンだと捉えて状況を受け入れて、潜在意識を活用し、この逆境を乗り切りましょう。 潜在意識 英国のバートランド・ラッセルという哲学者は20世紀の価値観を塗り替えた最重要発見項目の一つとして、心理学者のフロイトやユングが証明した潜在意識の存在を挙げています。どうしてこれが最重要発見かと

目的と手段

戦闘でも勉強でも仕事でも目的と手段はよく混同されます。これを明確に認識する事により成功の可能性はぐんと上がります。 目的(戦略)と手段(戦術) 手段はすぐ目的のふりをします。南のある港を占領しろという命令が下りました。日本のある戦艦がその港を占領に向かいました。この場合目的は港を占領するということです。現場に行ったら当然その港を守っている敵の戦艦がいました。日本の戦艦が攻めてきたので敵の戦艦が迎撃し、戦艦同士の戦いになりました。たまたまその時日本戦艦の戦力のほうが優勢で、

充実した人生の為に

充実した人生を送る為に心掛けている先人の教えをいくつか紹介します。 セレンディピティ - 偶然を大切にする セレンディップとはスリランカの事。英国の童話に『セレンディップと3人の王子』というのがあります。この話の中で3人の王子達は旅の途中で、様々な『本来自分が求めていなかったもの』に出会います。しかし最終的にはその偶然の出会いが王子達に幸運をもたらすという話。それで、偶然の幸運に出会う能力をセレンディピティと名付けられました。 ただし幸運に出会えるかどうかは、その人の能

ネガティブな感情にならない

ネガティブな感情をコントロールする事は人生の様々な場面で役に立ちます。得をします。幕末に生きた侠客、清水の次郎長と同時代に生きた長州の思想家吉田松陰、二人の対照的ではあるが共通した考え方に注目してみます。 清水の次郎長 清水の次郎長がある時『あなたはどうしてそんなに喧嘩が強いのか? 秘訣があったら教えてほしい』と尋ねられて、 「感情が高ぶっている奴は、こちらがちょっと乱暴な言葉を口にしただけで、『なんだと、もういっぺん言ってみろ』と大声でがなりたて、顔を真っ赤にして刀に

禅の言葉

日頃生活をする上での注意点を教示する『禅の言葉』をいくつか紹介させて頂きます。 『喫茶去』 喫茶去とは『お茶でも召し上がれ』という意味です。そこから何を学べるかと言われそうですが、禅では重要な言葉とされています。昔、中国の趙州和尚が修行僧に『ここへ来たことがあるか』と尋ねました。『ない』と答えた者に対し、『お茶でも召し上がれ』と言いました。またやってきた別の修行僧に対して同じ質問をし、『ある』と答えた者にも同じ事を言ってお茶を出したそうです。 それを聞いた院主(事務を司

お酒と遺伝

酒は百薬の長とも言われ、好きな人にはこの上なく美味しくて適度な量であれば健康にもいいものです。しかし世間にはこれが嫌いな人やまた、健康上飲めない人もいます。お酒が私たちの文化に与える影響について考えてみました。 お酒と遺伝 私の父は全くお酒が飲めませんでした。私は薬との飲み合わせで今は飲めませんが、もともと人並みにお酒は好きです。子供達は結構飲みます。娘と結婚した義理の息子はポーランド人で、いくら飲んでも酔わないように見えます。孫達はどうなるか楽しみです。娘の結婚式の披露

パートナーの自由を尊重する

医学が発達して人間の寿命が延びました。戦争が無くなって男性も長生きするようになりました。また経済的にも女性の社会進出が一般的になった事で、男女の役割分担が変わってきています。イスラム教の一部の国ではまだ一夫多妻制が認められていますが、これは戦争で死んでも別の男が自分の家族を養ってくれるので、安心して戦って死んでこいという宗教上の社会保障制度のようなものであったらしい。 社会の状況が大きく変わった今、カップルや結婚生活の在り方についても考え直したほうがいい時世になっているので