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アートの思考過程

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現代美術活動の中で考えるたこと。
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2020年9月の記事一覧

個展とインスタグラム

個展とインスタグラム

改めまして、個展『September Steps』に足を運んでいただいた方々、開催に協力していただいた方々、遠くから見守っていただいた方々、ありがとうございました。自分なりに、考えたことなどを、少し書いてみます。

僕は事実上、インスタグラムを通じて、この展覧会を海外に伝えることに注力していました。でも、ネットで伝えるのならば、リアルな展覧会をする必要はないのではないか、と思われるかもわかりません

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読書『社会を知るためには』

読書『社会を知るためには』

筒井淳也著『社会を知るためには』(ちくまプリマー新書/2020)を読みました。社会学の考え方が、大変やさしく書かれています。ただし、内容は「社会を理解するのは何故難しいのか」です。僕自身は、ほとんど意識していないポイントだったので、大変感銘を受けました。

社会を構成している様々な要素は、きちんとした形でつながっているわけではなく、緩いつながりでしかない。それ故に大変複雑化していて、意図しない結果

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勝手にTate shots

勝手にTate shots

展示作業も順調に進み、本日は映像のディレクター、谷口譲さんに撮影とインタビューをしていただきました。勝手にTateshotsプロジェクトです。しかし、インタビューに上手く答えられず、自分で自分にガッカリ。神編集に期待します。ちなみに、以下はインタビューのためにお渡ししたメモです。こういうのが、スラスラ話せたらなぁ……。

私は、現代美術家です。私は、現代美術は西洋美術と思っています。だから、日本人

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9月ですね。

9月ですね。

9月ですね。8月は何と0点。しかし、7月に個展のための作品を作り終えたあと、歌麿の代表作の『歌撰恋之部』(全5作)を、改めてしっかり描こうと思い、描き始めたものを1点、今回の個展に出します。途中の方が画面に多様性があります。

さて、突然ですが、、Who(誰が)When(いつ)Where(どこで)What(何を)Why(何故)How(どのように)ってありますよね。おなじみの5W1Hです。文章を書く

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