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私が英語コーチングで実際に生徒に使っている独自の訓練法(スピーキング)Phase3

こちらは長年かけて実際に生徒さんの精神と技術面を見ながら試行錯誤して構築してきたものです。正直言うと、この理念、方法論を理解した指導者(私でなくても良いので)のもとで訓練して行った方が数倍効果はある事は否定できませんが、独学でももちろん一定以上の効果はあると確信しております。少しでもあなたの英語学習、苦手意識克服の助けになればと思っています。そのためにもどうかPhase1からちゃんと読んでください。

Phase 3: より流暢に、スピーディーに 。「自分から出す(アウトプット)」回路を構築し、それを太く強固なものに。

背景:Phase1ではその人が英語を話す自分になれる事に焦点を置き、今の自分の現状をしっかりと把握する大切さに触れました。Phase2ではPhase1ができた上でやっと「向上する事」に着手でき、実際に文法添削したり、発音練習ができたりする訳です。それと同時にこの段階でその人が本当に必要な新しい知識を効率よく取り入れる事ができ、それを確実に自分のものにできる訳です。

Phase2までしっかりできたら後は実はさほど難しい作業ではありません。録音したものをスクリプトとして書き、それをより良いものにしていく。それをこのPhase3では全体にかかった時間の70%で言い切る反復練習をしていきます。あくまでも最終目標が70%です。無理はせず。例えば、

一番最初のproductが45秒だとします。色々訂正したり、書き足して最終的にPhase2の最終的に出来上がったものが、ちょっと言う事を迷ったりして70秒かかったとします。それの70%ですから49秒が最終目標です。それに到達するまで、例えば70秒→63秒(90%)→56秒(80%)→49秒(70%)と言った具合にしていくと数値化でき目標も定まるので、どうしても地図不足、懐中電灯不足になりがちな独学者の方には分かりやすいので、モチベーションもキープし易いのではないかと思います。

注意:暗記しようとするのはタブー!っていうか本末転倒。

自分がコーチングなりレッスンをしているとどうしてもかなりの学習者が陥る落とし穴があります。暗記。僕ら盲目で勤勉な日本人は学校で相当暗記させられてきました。論じると言った教科も結局先に誰かが言った事を覚えておいて「社会的にこれが正解なんだろうから言っておけ」で点数をもらえていた訳です。それが本当にその人の本心、感情なのかはかなり疑問。

まあそれは置いておいて、上記から僕らは暗記で解決しようと無意識に思っていることが本当に多い。こと英語となると目も当てられない程甚だしいです。

暗記が完全悪と言っている訳ではない

です。暗記は何においてもある程度必要です。このプロセスも例外ではありません。ここで僕らが区別しなければいけない事は、「文法(語順)、語彙のイメージ、意味を理解しない、ただの『サウンド暗記』」と、「復唱しながら常に語彙の意味、文法(語順)をイメージし、『最終的な結果として暗記してしまった』」は大きく違います。私が体系化したシャドーイング方法論(いつかここにも載せようと思ってます)でも、英語プレゼン指導でもサウンド暗記は絶対にさせてません。何よりも時間と労力VS効果のコスパが悪過ぎる。

暗記で英語が話せるようになるんだったら、かなりの日本人がとっくにペラペラになってます。

ここで養うべきは、「話しながら頭の中のstorageからTPOに合った言葉を出し、それを自分の言いたい事に見合った規則(文法)上に構築し、それを実際の音に乗せながら、常に次に何を言いたいのかを遠目で見ておく」能力で、サウンド暗記での早く、スムーズに言えればOK、では全くないです。ただの暗記が過多になると、本人のフォーカスは絶対に「いかに間違わずに綺麗に言えたか」と言った、とても浅はかな所に留まります。保証します。

ポイント

まとめると、

・Phase2の完成形の所要時間を最終的に70%に。90%、80%と段階を踏むのがお勧め。

・結果的な暗記はOK。あくまでも思考プロセスの訓練であり、早く言えたか競争ではない。

この辺りがちゃんとできるようになると、文法、語彙が出てくるスピードだけでなく、英語での思考スピードが速くなります。是非試してみて下さい。

千葉県船橋市で英語コーチング(onlineで全完結可能)以外に、通常プライベートレッスンや、グループでディスカッションやプレゼンも指導しています。高校生の頃から教えている生徒は2年後の今ではKeynote使いながらガンガンCoVid-19について真面目英語プレゼンしたり、かと言えば某航空会社勤務の方は好きなバンドについて楽しくプレゼンしたり。興味がありましたら www.indigoelk.com まで是非。

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