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Q&A 呼吸の説明がない時の呼吸は、自然な呼吸をしていてよいのでしょうか?


【質問】

呼吸の説明がない時の呼吸は、自然な呼吸をしていてよいのでしょうか。

【回答】

アーサナでの呼吸は特別な指定がない限り自然な呼吸、出来るだけゆったりとした深呼吸を心掛けて下さい。アーサナの練習は呼吸が止まるほど力を入れた緊張状態で行うものではなく、深呼吸ができる無理のないリラックス状態で行いましょう。心と身体の両側面を呼吸を通してバランスをコントロール出来るようになりましょう。

また、アシュタンガヨガやパワーヨガと呼ばれる運動量の多いヨガでは、ウジャイ呼吸を使ってヴィンヤサ(連続したアーサナ)を行いますが、ベーシックなヨガのクラスでも時にこのウジャイ呼吸を使い、一つのポーズを色々な呼吸法で行うことがあります。以下のポーズを自然呼吸とウジャイ呼吸の両方で行い、その違いを是非味わってみて下さい。

例えば、「骨盤をあげるポーズ」(チェトシパーダアーサナ) では、肩甲骨を引き寄せ身体の中にしまい胸をひらきます。出来れば腕を組みます。肩と組んだ両腕、上腕の外側で床に押しつけ体重を支えます。あごを引いて首の後ろを伸ばし胸を高くあげます。太ももや股関節の前側、骨盤内の腸腰筋もしっかり伸ばします。このあごを引くことを「ジャランダーラ・バンダ」と言い、これは喉周辺のプラーナの流れを制御する技法です。ウジャイ呼吸とジャランダーラ・バンダの組み合わせで身体の中のエネルギーの変化を感じてみましょう。呼吸は数回、また胸がしっかり開いていれば4-5回呼吸をしてみましょう。

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