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フリーの編集者・ライター。二児の母。義理親と同居。湘南暮らし。

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最近の記事

【編集協力】西村ゆかさん『転んで起きて』(徳間書店)

絶賛発売中です↓ https://amzn.asia/d/90GA77P 2月22日の発売以来ずっと「離婚」「恋愛・結婚」「イデオロギー」のカテゴリで1位、2位あたりを行ったり来たりキープしている。すごいです……。 でも、イデオロギー……? いや、離婚? え? ゆかさんも制作の背景として話しておられるけど、この本の取材は60時間に及びました。10年ライターしてるけど、こんなにたくさん取材させてもらったのは初めて。でも、全部が必要な時間だった。 それだけの時間が必要だと考

    • 独立して10年が経ちました

      会社を辞めた当時の私の心の内は「独立」というより「逃走」のほうがしっくりきます。 30歳が見えてきたときに、40歳も50歳も同じように編集者として働いてる自分が全然想像できませんでした。それがめちゃくちゃ怖かった。 目隠ししたまま全力で突っ込んで行ってる感じがした。 それでとりあえず会社を辞めました。 こんな後ろ向きな「独立」だったから、10年も続けられるとは思っていませんでした。 さらに、すぐに娘たちが産まれたため、朝起きるとか、ご飯食べさせるとか、まず、ちゃんとした母

      • 「すずめの戸締り」後悔と祈り

        今日、観に行った。「すずめの戸締まり」。 観る前から死ぬほど緊張していた。 本当に観るのか? と自分に何度か確認した。 観た後どうなるか怖かったから、 まったく感性の違う夫に一緒に来てもらった。 なぜこんなに緊張していたかというと 3.11のことが描いてあると聞いたから。 風の電話 2011年5月、東日本大震災から2ヶ月、偶然読んだ「風の電話」の記事に心をつかまれた。 正確には、記事に書かれていた詩に心奪われ、風の電話を作った鯨山の庭師の佐々木格さんに会いたいと思った

        • 3歳児と6歳児は人の死をどう理解したか

          2021年11月29日、無事に義父の葬儀を終えた。 家族交代で寝ずの番をしてから1週間で亡くなり、その後の1週間で葬儀や役所での手続きを済ませ。 12月になったらすぐに親は仕事へ行き、子どもは学校へ行き、普通の日常が戻ってきている。 家族がひとり居なくなったということを感じる暇がないほど、日常は容赦なくここにある。 12月11日、今日は下の子(3歳)のお遊戯会だった。 朝、幼稚園に行く道で「じいじ、寂しがってるかな」と下の子がふいにつぶやいた。 思えば、運動会や夏祭り、孫の

        【編集協力】西村ゆかさん『転んで起きて』(徳間書店)

          介護がいきなり始まって、あっけなく終わった話

          忘れもしない9月16日、同居の82歳の義父が食道癌の診断を受けた。そして、11月23日の朝に亡くなった。この間に経験したことを、書き留めておきたいと思う。 ①じいじの食道がんは見つかったときにはすでに手遅れだった。 本人曰く、6月ごろから食べ物を飲み込みにくい感覚があったらしい。その頃にちゃんと検査をしていたら状況は変わったのかもしれないと思うと悔やまれる。 死んだ人を悪く言っちゃいけないけれど、朝から晩まで好きなだけビールを飲み、おつまみを食べていた。自分は癌家系じゃな

          介護がいきなり始まって、あっけなく終わった話

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          写真をうまく使って、読みやすくて、読んだあとに読んでよかったなってちょっと思ってもらえるような記事が書きたいです。

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