見出し画像

【編集協力】西村ゆかさん『転んで起きて』(徳間書店)

絶賛発売中です↓

https://amzn.asia/d/90GA77P


2月22日の発売以来ずっと「離婚」「恋愛・結婚」「イデオロギー」のカテゴリで1位、2位あたりを行ったり来たりキープしている。すごいです……。
でも、イデオロギー……? いや、離婚? え?

ゆかさんも制作の背景として話しておられるけど、この本の取材は60時間に及びました。10年ライターしてるけど、こんなにたくさん取材させてもらったのは初めて。でも、全部が必要な時間だった。
それだけの時間が必要だと考え、準備してくださった編集担当の崔さんもすごいと思います。テープ起こし送ってもらったけど、鈍器並みの重さだった……。

私はずっと自宅で仕事をしています。
夏休みには子どもの傍らで取材することになったのですが、小学生の娘が興味津々でのぞきに来たりしました。
「ひろゆきの奥さん? それって、あなたの感想ですよねの人? その人の奥さんなの? ほんと?」(小学生界隈はひろゆきさんのことが好きすぎる)

「ちょ、やめ」と母がおろおろする質問を娘がぶつけたときも、ゆかさんはにこにこしていました。

拒食症の経験、親に捨てられたこと、お金を無心されたこと、そういう壮絶な過去も、ゆかさんが語るのを聞いていると、くすっと笑えたり、勇気が湧いてくるのが不思議で……。
だから、そういう本にしたかった。
苦労自慢で終わらない本にできたらいいなって思いながら制作を進めました。
60時間、ゆかさんは前向きだったから、その姿がそのままにじみ出るような作品にするにはどうしたらいいか、いつも考えていたように思います。

発売後、読者からの感想が届くたび、楽しみに拝見させてもらっています。そして「壮絶な体験だったけど、読み終わって元気が出た」とか「優しい気持ちになれた」と寄せてくださる方がいるのをほんとうに嬉しく思います。あー、ちゃんとゆかさんの言葉が届いたとほっとしています。

ゆかさんがフランスに帰国される前に、編集の崔さんと3人、一緒にご飯を食べてお疲れ様を言い合いました。
お仕事のつながりではあるのですが、我が旦那への文句をたくさん聞いてくださったため、どこかママ友感あふれる時間でした。
(崔さんは男性なんだけど、なぜかママ友感ありました)

人に裏切られたり、嫌な目にあったりしても、やっぱり人を信じて愛することを諦めたくないなあ。何があっても楽しく生きていけるっていうことをゆかさんから学んだお仕事でした。

取材中、ひろゆきさんがときどきゆかさんにコーヒー持って来てくれるのもほほえましくて好きだった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?