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こころの寿命

『“身体”の病気にも寿命があるように、

“心”にも寿命はあるんじゃないか。』



全力で走り続けたら、
やっぱりいつか心が壊れていく。

私たちは、この世界の中で、色んなことを耐えて、耐えて、耐えて、生きている。


学校や仕事、病院、そして生きること。
辛くても、『頑張れ』で済まされてしまう世の中。

とっくにみんなこころは疲れていて、
『消えればきっと楽になる』
と考えてしまう人も少なくないのではないか。

それでも無理して、人前では笑顔で元気に仕事をしたり、通学したりしてる人も沢山いると思う。

けれど、自分のこころの辛さを知っている人の方が少ないのだから、元気な振りをする反面、孤独感を感じているのではないか。

辛いのに、それを隠すように誤魔化して、頑張って生きることの辛さを、私は知っている。

あなたはもう、十分すぎるくらい頑張っている。

何かハンディキャップを持っていたり、様々な原因で人一倍こころも身体も疲れやすかったり、そんな中で働いたり、学校に行ったり、どこにも行けていなくても、こころが苦しい中生きていたり。


本当に、偉いよ。よく頑張っているね。
今までよく生きてきたね。


自分を認めるって難しいけれど、それが出来るようになるだけで、少し楽になれると信じている。

“自分に優しくしてあげる”

例えば、
・スーパーでちょっとしたスイーツを買って食べる
・余裕があればスキンケア等をしてみる
・好きな音楽を聴きながら、ホットアイマスクをしてゆっくり過ごす
・辛い時は我慢せずに泣く

なんでもいい。
自分にとって心地の良いことをしてあげる。
自分に優しくすることは、自分の頑張りを認めるということ。


そして、自分に優しくするだけでなく、人にも頼って欲しい。

こころの面で心配事が大きすぎたら、精神科や心療内科にも行ってみていいと思う。

ちなみに、精神科は精神症状の対応、心療内科は心身症というストレス要因からくる身体に出る症状が対象である。

そして、病院に行っていても行っていなくても、支援者を増やしたいなら、
①学生さんなら学校の先生(担任や信頼出来る先生)
②スクールカウンセラー(SC)、スクールソーシャルワーカー(SSW)などの心理・福祉職の大人
③行政(児童相談所、保健所、精神保健福祉センター)
④若者支援のNPO法人など
⑤職場の産業医
⑥カウンセリングルーム

色んな選択肢がある。


でも正直、受け身では誰も助けてくれない。
何故なら、『助けて』の声を出さないと、気付いてもらうことすら出来ないから。

だから、誰かに頼りたい時は、その信頼出来る人に『助けて』を言おう。
そして、頼る相手は1人だけではなく、何人かいた方がいい。それは、依存してしまう可能性の考慮や、相手に何らかの事情が出来て頼れなくなってしまった時に、頼れる人がいなくなってしまうと危険だからだ。


頼れる人や支援者を作るには、田舎か都会かの環境による違いもあれど、自分の努力も多少は必要だと思っている。

それさえ乗り越えて仲間を見つけることが出来れば、少しでも楽に生きられる方法を見つけられるかもしれない。


きっとあなたは、ひとりじゃない。

でも誰にも頼らずに、1人で耐えすぎた先に、糸がプチンと切れた時が、私たちが人生を終える時なのだと思う。



私たちは、ゆっくりゆとりを持って生きていかないと、いつか倒れてしまうよ。

ゆっくり、ゆっくりでいい。


あなたは、もう十分頑張っているよ。

そして、ひとりじゃないよ。

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